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メタバースに参入・関連企業11選|日本と海外の一覧とビジネス事例も紹介

メタバースは、仮想空間上での様々な活動を可能にする技術です。近年、その可能性に注目が集まり、日本やアメリカをはじめとする世界中の企業が、メタバースへ参入・関連する動きを活発化しています。

メタバースをビジネスに取り入れて活用する事例も増えてきており、今後もこのような動きは増えてくるでしょう。

この記事では、日本と海外でメタバースに参入・関連する11企業をご紹介します。メタバースがビジネスに活用されている事例もご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

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目次

日本国内のメタバース参入・関連の企業6選

まずは、日本国内でメタバースに参入している、または関連する6つの企業から解説します。

ご紹介するのは、以下の企業です。

株式会社Cluster(クラスター)

株式会社Cluster(クラスター)
会社名クラスター株式会社
設立2015年7月
資本金1億円(資本調達額累計14.6億円)
代表者加藤 直人
所在地東京都品川区西五反田8-9-5 FORECAST五反田WEST 10F
事業内容メタバースプラットフォーム「cluster」の開発・運営
公式HPhttps://corp.cluster.mu/

クラスターは2015年に設立されたスタートアップ企業で、「cluster」というバーチャルSNSを運営しています。クラスターが掲げるミッションは「人間の創造力を加速する」こと。代表の加藤氏は、Forbes JAPAN「世界を変える日本の30歳未満の30人」にも選ばれました。

同社が運営する「cluster」は日本語にも対応しており、日本人に馴染みやすいサービスとして定評があります。スマホからでも利用できるため、初心者の方でも簡単にメタバース空間を体験でき、コンサートやオフ会、ゲームなどのイベントも楽しめますよ。

株式会社HIKKY(ヒッキー)

株式会社HIKKY(ヒッキー)
会社名株式会社HIKKY
設立2018年5月1日
資本金1億円
※資本準備金除く
代表者舟越 靖
所在地東京都渋谷区恵比寿1丁目20-22 三富ビル4階
事業内容メタバース参入コンサルティング
「バーチャルマーケット(Vket)」等各種メタバースイベントの企画・運営
メタバース開発エンジン「Vket Cloud」の開発
公式HPhttps://www.hikky.co.jp/

HIKKYは、VR/AR領域におけるサービスを提供する企業です。具体的には、大型イベントの企画や制作、宣伝、新規事業開発を主事業にしており、バーチャル世界における経済圏の発展、活性化を目指しています。

同社は、5年以内に現実世界に存在する100都市をメタバース化する「パラリアルワールドプロジェクト」を進行しており、すでに日本の渋谷と秋葉原がメタバース化されました。

その他にも、日本におけるメタバースの先駆者となるべく、様々なプロジェクトを推進中。VR/ARサービスを通じて企業の幅を拡大し、クリエイターの活動機会の増加、ユーザーが楽しめる空間作りを目指します。

株式会社VARK(ヴァーク)

株式会社VARK(ヴァーク)
会社名株式会社VARK
設立2017年8月9日
資本金1億円
代表者​​加藤卓也
所在地東京都豊島区高松1-1-11 東京ファーストシティビル4F
事業内容バーチャルライブプラットフォーム 「VARK」 の開発・運営
公式HPhttps://corp.vark.co.jp/

株式会社VARKは、エンターテインメント特化型のメタバース「VARK」を提供している先進的な企業です。

VARKはバーチャルライブイベントを主軸に据えたメタバースで、アバターを操作して場所を問わずにライブイベントへの参加が可能です。

さらに、「WORLD」という別のメタバースではアバターを通じて様々なコンテンツやコミュニケーションも楽しめ、今後も魅力的な機能が追加される予定です。

また、同社はコンテンツ制作にも注力しており、VR技術を活用した様々なエンターテイメントを制作。イベントやエンターテイメントの新しい楽しみ方を生み出す可能性を秘めています。

株式会社Gugenka(グゲンカ)

株式会社Gugenka(グゲンカ)
会社名株式会社Gugenka
設立2002年4月
資本金300万
代表者三上昌史
所在地東京都中央区日本橋浜町3-16-9中央ビルディング2F
事業内容VR/AR/MRなど先端コンテンツを活用した日本アニメのデジタルグッズ販売と技術研究
公式HPhttps://gugenka.jp/

株式会社Gugenkaは、VRやメタバース分野で事業を展開する企業です。人々が現実世界と同様に、バーチャル世界でも自由に活動できる世界の実現を目指しており、VRコンテンツの制作や配信、VR技術を活用したイベントの企画から運営、VRプラットフォームの開発などを手がけています。

過去には、サンリオキャラクターの音楽フェスやカルチャーショッピングモールなど、バーチャル空間上でのイベントやコンテンツ制作も行ってきました。

世界最大級のメタバースプラットフォーム「VRChat」の公式パートナーでもあり、VRChat上でのイベント開催の法人契約代行サービスやチケット販売などのサービスも提供しています。

MetaTokyo株式会社(メタトーキョー)

MetaTokyo株式会社(メタトーキョー)
会社名MetaTokyo株式株式
設立2022年2月
資本金300万
代表者鈴木貴歩
所在地東京都渋谷区
事業内容メタバース内の都市開発、NFTプロデュースなど
公式HPhttps://metatokyo.xyz/

MetaTokyoは、2022年に設立されたばかりの新しい企業です。NFTを活用した次世代メタバース上に「グローバル文化都市トーキョー」を創り出し、日本からグローバルへのデジタル文化輸出を目指しています。

メタバース内の世界最大のファッション祭典「Metaverse Fashion Week」では、きゃりーぱみゅぱみゅとのコラボしたことでも話題になりました。

また、同社が購入したオープンメタバース「Decentraland」上の土地には、ポップアップミュージアム「SPACE by MetaTokyo」が建設されており、様々なコラボを展開中。同社が掲げる「文化都市×メタバース」というコンセプトは、今後も注目を集めると期待されます。

株式会社Synamon(シナモン)

株式会社Synamon(シナモン)
会社名株式会社Synamon (Synamon Inc.)
設立2016年8月8日
資本金非公表
代表者武樋恒
所在地東京都品川区西五反田8-3-16 西五反田8丁目ビル 2階
事業内容ファンマーケティング向けメタバース「SYNMN」の開発及び企業に向けたメタバース技術の活用支援
公式HPhttps://www.synamon.jp/

Synamon(シナモン)は、メタバースを活用したい法人向けにメタバース構築のサポートサービスを提供している企業です。

近年、メタバースが注目を集める中、「メタバースを取り入れたいのは山々だけど、使い方や活用方法が分からない」という企業は増えています。そういった企業に対して、相談から解決までのプロセスの提示、サポートを行っています。

具体的には、ファンマーケティングやブランディングに画期的なメタバースプラットフォーム「SYNMN」の提供をはじめ、メタバース市場の発展に向けた様々な事業を展開。内閣官房や大手通信事業者のKDDIとも取引をしていることから、信頼性の高い企業と言えるでしょう。

海外で注目すべき5つのメタバース関連の企業一覧

続いては、海外で注目すべきメタバース関連企業を、の5社ご紹介します。

Meta Platforms. Inc.|Meta(メタ)

Meta Platforms. Inc.|Meta(メタ)
会社名Meta Platforms, Inc.
設立2004年7月
資本金公開情報なし(時価総額は1兆ドル以上)
代表者Mark Elliot Zuckerberg
所在地1601 Willow Road Menlo Park, CA 94025 USA
事業内容コミュニティづくりを応援し、人と人がより身近になる世界の実現
公式HPhttps://about.meta.com/ja/

Meta Platforms, Inc.(メタ・プラットフォームズ)は、アメリカに本社を置く大手ソーシャルメディア企業です。以前はFacebook.Inc.(旧フェイスブック社)として知られていましたが、2021年12月に社名を「Meta」に変更しました。

同社は、世界中で利用されているFacebook、Instagram、WhatsApp、Messengerなどの運営を行っています。ご周知の通り、これらのツールは人々がコミュニケーションを取るうえで欠かせない存在となっていますね。

また、MetaはAI技術やAR/VRなどを活用したメタバースの構築にも注力しています。メタバース上での新しいエクスペリエンスの創造を目指しており、メタバースで活用される周辺機器などの開発も推進中です。

Animoca Brands Corporation Limited|The Sandbox(ザサンドボックス)

Animoca Brands Corporation Limited|The Sandbox(ザサンドボックス)
会社名Animoca Brands Corporation Limited
設立2014年
資本金公開情報なし
代表者Yat Siu
所在地211 McIlwraith Street, Princes Hill, VIC 3054, Australia
事業内容NFT関連サービスの提供、ブロックチェーン技術を活用したアプリケーション開発・運営
公式HPhttps://www.animocabrands.com/

Animoca Brandsは、オーストラリアを拠点とするメタバースプラットフォーム「The Sandbox(ザサンドボックス)」を運営している企業です。

The Sandbox内ではユーザーが作成したアイテムや建築物をNFTとして販売が可能で、新しいビジネスモデルとしても注目を集めています。

同様に土地も販売されており、購入するとメタバース内で不動産活用やイベントの開催といったビジネス用途にも利用できるようになります。

また、同社はゲーム内通貨である「SAND」も発行しており、今後もメタバースをはじめWeb3.0の分野においての成長が期待されています。

Decentraland Foundation|Decentraland(ディセントラランド)

Decentraland Foundation|Decentraland(ディセントラランド)
会社名Decentraland Foundation
設立2017年
資本金公開情報なし
代表者Esteban Ordano
所在地California(Genesis City、 Metaverse)
事業内容ブロックチェーン、メタバース、コネクティビティ、オープンソース
公式HPhttps://decentraland.org/

Decentraland Foundationは、カリフォルニアを拠点とする非営利団体で、メタバースプラットフォーム「Decentraland」の開発を行っています。

Decentralandの特徴は、プレイヤーが自身のアバターをカスタマイズして、仮想空間内で自由に活動し、ゲームなどをプレイできること。

同プロジェクトは「DAO(分散型自立組織)」により運営されており、プレイヤーは土地やアイテムなどのNFTデジタルアセットの所有もできます。

また、Decentraland上の「LAND」と呼ばれる土地を購入すると、様々な用途で活用できます。自分のコンテンツを作成することで、ビジネス展開も可能です。

VRChat Inc.|VRChat(ブイアールチャット)

VRChat Inc.|VRChat(ブイアールチャット)
会社名VRChat Inc.
設立2014年
資本金公開情報なし
代表者グラハム・ゲンダー(Graham Gaylor)
所在地アメリカ、ワシントン州シアトル
事業内容VRプラットフォーム「VRChat」の開発・運営
公式HPhttps://hello.vrchat.com/

VRChat Inc.は、世界最大のVRプラットフォーム「VRChat」を運営する企業です。

VRChatは無料でダウンロードでき、アバター作成もユーザーが自由に行え、世界中のユーザーとの交流を楽しめます。VRヘッドセットを利用したバーチャルリアリティ体験は特に注目を集めており、2022年1月には同時接続者が過去最高を記録しました。

現在は、世界中のユーザーが利用するVR/メタバースプラットフォームの1つとして成長を続けています。

Antler Interactive|ALICE(アリス)

Antler Interactive|ALICE(アリス)
会社名Antler Interactive
設立2016年
資本金公開情報なし
代表者公開情報なし
所在地スウェーデン、ストックホルム
事業内容NFT、メタバース、ゲーム開発・運営
公式HPhttps://www.antlerinteractive.com/

Antler Interactiveは、スウェーデンに本社を置くゲーム開発企業です。

同社の代表的なメタバースゲーム「Antler Interactive」では、メタバース上に自分の島を所有可能。アイテムの収集、建築、農業、コミュニケーションを楽しめます。

公式のホワイトペーパーには、日本の人気ゲーム「あつまれどうぶつの森」をベースにしているとの記載もあり、あつもりファンにも人気です。

また、ゲーム内通貨である「ALICE」は、ゲーム内の土地やアイテムの購入、トレーディングに使用できます。日本の取引所では取り扱いがありませんが、海外取引所のBYBITなどで購入可能です。

メタバースをビジネスに活用した事例

メタバースをビジネスに活用した事例としては、以下の6つが挙げられます。

  • イベント開催や出展
  • メタバース上に広告を出稿
  • バーチャルオフィスを構える
  • NFTアイテムを制作して販売
  • メタバース上での店舗運営
  • メタバース上の土地を購入して運用

メタバースをビジネスに活用するメリットは、新規経済圏の獲得や生産性の向上、コロナ禍などでも事業を継続できるといった点などです。

メタバースのビジネス活用事例については、こちらの記事で詳しくまとめています。併せて参考にしてください。

メタバース関連企業の株式投資もおすすめ

2023年3月時点において、代表的なメタバース関連の投資対象は、以下の4つです。

  • メタバース関連銘柄の仮想通貨への投資
  • メタバース関連の株式への投資
  • メタバース空間の土地を購入し、不動産投資する
  • メタバースゲームに投資する

ジャンルごとに数多くの投資対象が存在し、それぞれリスクやリターンが異なります。投資前には各投資方法においての情報収集やリサーチを行い、自分に合った投資対象を選びましょう。

メタバース投資のやり方については、こちらの記事で詳しくまとめています。併せて参考にしてください。

まとめ

この記事では、日本と海外におけるメタバースに参入・関連する11の企業をご紹介しました。

日本国内の企業は、以下の6社です。

海外で注目すべき企業は、以下の5社です。

今後も、日本だけでなく世界中でメタバースに参入する企業、メタバース関連の事業に参入する企業が増加すると予想されています。

メタバースをはじめとするWeb3.0市場の変化は激しいため、常にアンテナを貼り、情報収取していくことが大切です。

今回ご紹介した企業は、ぜひチェックしておきましょう。

【出典一覧】

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