【図解】MEXCの入金方法｜時間や反映されない対処法も解説

海外の仮想通貨取引所MEXCは、法定通貨での入金に対応していません。MEXCへの入金には仮想通貨の送金が必要です。

一部の対象銘柄のみクレジットカードで直接購入も可能ですが、それ以外の仮想通貨を入金する際は、先に国内取引所で対象銘柄を購入し、その通貨を送金するという手順が必要です。

仮想通貨の場合は入金がなかなか反映されないこともあるため、その対処法を理解しておくことも重要です。

この記事では、MEXCの入金方法についてキャプチャ画像を用いて分かりやすく解説します。入金までの時間や入金反映が遅い場合の対処法についても言及しますので、ぜひ参考にしてください。

知っておきたいMEXC入金方法の原則

まずは、MEXCの入金方法やかかる手数料の詳細を確認しておきましょう。

MEXCに入金できるのは仮想通貨のみ

冒頭でもお伝えしたとおり、MEXCは法定通貨の入金には対応していません。

法定通貨の入金には対応していない一方で、MEXCは約1,500種類以上の仮想通貨を扱っており、これら全ての銘柄で入金が可能です。マイナーなアルトコインを保有している方にとっては、利便性の高い取引所であると言えるでしょう。

対象銘柄のみクレジットカードでの購入も可能

MEXCは、一部の対象銘柄のクレジットカード購入に対応しています。この方法であれば、「先に国内取引所で日本円から仮想通貨に両替してから送金する」という手間はかかりません。

2023年5月時点、クレジットカード購入に対応している銘柄は、以下の9銘柄。クレジットカードで購入した仮想通貨は、直接MEXCの口座に入金されます。

・BTC ・ETH ・USDT ・XRP ・USDC ・EOS ・TRX ・TUSD ・AM

MEXCは日本円での入金に対応していませんが、クレジットカードで対象銘柄を購入することで、実質的に日本円での入金が可能となります。

しかし、クレジットカードを利用した仮想通貨購入には以下のプロバイダー手数料が発生しますので、注意してください。

banxa	3.24％
mercuryo	3.95%
simplex	3.5〜5％または10ドルのどちらか高い方

プロバイダー手数料が高いと感じる場合は、国内取引所で購入した仮想通貨を送金する方法を選択すると良いでしょう。

多少の手数料を払ってでもそういった手間をかけたくない方には、クレジットカード入金が便利です。

MEXCに反映されるまでの時間

MEXCに仮想通貨を送金してから反映されるまでの時間は、通貨とネットワークによって異なります。

例えば、ビットコイン（BTC）をBTCネットワークで送金した場合、送金完了までには平均で1時間程度かかるのが一般的です。しかし、バイナンススマートチェーンのネットワークである「BEP20」を使用した場合、5分程度の時間で送金できます。

このように、送金する通貨や使用するネットワークによって反映時間が異なるため、送金前に対応ネットワークを確認しておきましょう。

送金時間を気にする方にはリップル（XRP）がおすすめ

できるだけ早く送金したいという方には、リップル（XRP）がおすすめ。

リップル（XRP）なら問題なく送金できれば1分ほどで送金が完了しますし、送金手数料も安いです。ぜひ、利用してみてください。

MEXCに入金する際の手数料

MEXCに仮想通貨を入金する際の手数料は、無料です。ただし、仮想通貨を送金する際にかかるネットワーク手数料は、ユーザー側の負担となります。

仮想通貨の送金には手数料無料の取引所がおすすめ

国内の仮想通貨取引所には、送金・取引手数料が無料の取引所もあります。そういった取引所を利用すれば、ネットワーク手数料をかけずにMEXCへ送金できます。

おすすめは、以下の3社です。

	公式HP	取扱通貨	販売所手数料	取引所手数料	入金手数料 （日本円）	出金手数料（日本円）	入金手数料 （仮想通貨）	最大レバレッジ	アプリ
GMOコイン	公式HP	24通貨	無料	-0.03％～0.09％	無料	無料 または 400円	無料	2倍	あり
【PR】DMM Bitcoin	公式HP	27通貨	無料	なし	無料	無料	無料	2倍	あり
BITPoint	公式HP	17通貨	無料	無料	無料	無料	無料	なし	あり

販売所はスプレッドが伴いますので、できるだけ良い条件で仮想通貨を購入したい場合は取引所を利用しましょう。

おすすめの国内の仮想通貨取引所については、こちらの記事で詳しくまとめています。併せて参考にしてください。

MEXCの入金方法｜Web・アプリ

ここからは、MEXCの入金方法について、Web版（パソコン）とアプリ版に分けて解説します。

事前に、国内の仮想通貨取引所などで、MEXCへ送金する仮想通貨を購入しておきましょう。

Webから入金する方法

MEXC公式HPにアクセスし、トップページの画面上部にある「ウォレット」から「概要」を選択します。

続いて、ウォレットページにて「入金」をクリックしてください。

入金ページにて入金する銘柄を選択し、ネットワークを選択しましょう。

この時、送金元となるウォレットや取引所が対応しているネットワークを選び、MEXCでの選択と同じにする必要があります。間違えて異なるネットワークを選択してしまうと、送金が正常に行われず資産を失う可能性がありますので、注意が必要です。

表示された「こちらをクリックするとアドレスが生成されます」をクリックすると、入金用アドレスが生成されます。

表示された入金用アドレスをコピー、またはQRコードの表示から読み取りをして、送金元（MEXCへ送る側）の取引所やウォレットの送金先アドレスに入力してください。

送金元に入金用アドレスを入力できたら、MEXCへ送金しましょう。

間違えたアドレスを入力して送金してしまうと、送金した通貨が二度と戻ってこない可能性があります。送金前にはアドレスを確認し、慎重に送金手続きを行うようにしましょう。

アプリから入金する方法

MEXCアプリの画面右下にある「資産」を選択し、次のページにて「入金」をタップします。

表示された仮想通貨の銘柄一覧から、入金する銘柄を選択しましょう。すぐに入金したい銘柄が見つからない場合は「検索」に銘柄名を入力してください。

銘柄の選択後、ネットワーク選択画面が表示されます。Webの場合同様、正しいネットワークを選択してください。

ネットワーク選択後、下記のように「タップしてアドレスを生成」と表示されたら、タップ。すると、入金用アドレスが表示されます。

表示された入金用アドレスをコピー、またはQRコードの表示から読み取りをして、送金元（MEXCへ送る側）の取引所やウォレットの送金先アドレスに入力してください。

送金元に入金用アドレスを入力できたら、MEXCへ送金しましょう。

クレジットカードで実質的に入金する方法

前述したように、MEXCは法定通貨での直接の入金に対応していませんが、クレジットカードを使用して一部の仮想通貨の購入が可能です。

クレジットカードの引き落としは日本円で行われるため、実質的に日本円を入金して対象通貨を購入するのと同様の意味を持ちます。

2023年5月時点、以下9種類の銘柄がクレジットカード購入に対応していますが、クレジットカードを使用した仮想通貨購入には、本人確認（KYC）のレベル2認証が必要です。

・BTC ・ETH ・USDT ・XRP ・USDC ・EOS ・TRX ・TUSD ・AM

本人確認は、MEXC公式HPのトップページ上部にあるアカウントメニューの「身分証明書」から行えます。

本人確認には、以下の身分証明書が必要となりますので、準備しておきましょう。

• 運転免許証
• マイナンバーカード
• パスポート

本人確認完了後、「現物取引」のメニューからクレジットカードでの購入を選択できるようになります。

MEXCに入金する際の注意点

MEXCに入金する際は、以下の3点に注意してください。

• 銘柄によっては入金時にメモの入力が必要
• 送金先アドレスを確認する
• ネットワークを間違えないようにする

銘柄によっては入金時にメモの入力が必要

XRP（リップル）やEOS（イオス）などの銘柄を入金する際には、「メモ（Memo）」の入力が必要となります。

メモとは、送金された資産が自分のものだと分かるようにするための印です。該当銘柄の入金画面を開くと、下記のように入金用アドレスと一緒に表示されます。

コピーまたはQRコードの表示から読み取りをして、送金元のメモの欄に入力してください。

メモを未入力のまま送金してしまうと送金した資産を失う可能性がありますので、注意が必要です。

送金先アドレスを確認する

誤ったアドレスを入力して資産を送金してしまうと、送金した資産が二度と戻ってこない可能性があります。送金前には必ずアドレスを確認し、慎重に送金手続きを行うようにしましょう。

いきなり大きな額の送金に不安を感じる場合は、試しに少額を送金してみることをおすすめします。無事送金が完了できてから、大きな額の送金を行いましょう。

ネットワークを間違えないようにする

送金アドレスと同様に、ネットワークも重要です。ネットワークは送金元となるウォレットや取引所とMEXCでの選択を、同じにする必要があります。

間違えて異なるネットワークを選択してしまうと、送金が正常に行われず資産を失う可能性があるため注意が必要です。

MEXCの入金で時間がかかる、反映されない原因と対処法

MEXCへの入金時に「時間がかかる」「なかなか反映されない」という場合には、以下のような原因が考えられます。

• 送金アドレスの間違い
• メモを入力していない
• 送金元に原因がある
• ネットワークの混雑
• MEXCの処理が遅れている

これらの原因のどれに該当するのかを原因を特定し、それでも改善されない場合や原因が分からない場合は、MEXCのカスタマーサポートに問い合わせてみましょう。

原因を特定するには、以下の対処法から試してみてください。

• アドレス・メモを確認する
• 送金したウォレットや取引所のステータスを確認する
• トランザクションの処理状況を確認する

下記で、各対処法の詳細をお伝えします。

アドレス・メモを確認する

送金元の履歴を確認し、送金先のアドレスが間違っていないか、メモが必要な銘柄ではメモが入力されているかを確認しましょう。

もし、アドレスの誤りやメモが未入力だった場合は、MEXCのカスタマーサポートに問い合わせてください。

送金したウォレットや取引所のステータスを確認する

アドレスやメモが原因でなかった場合は、送金元となるウォレットや取引所の履歴にてステータスを確認しましょう。ステータス確認により送金が正常に処理されたか、あるいはエラーが発生しているかが分かります。

ステータスが「完了」や「成功」になっている場合は、送金元から資金が正常に送られている状態です。

もし、ステータスが「処理中」となっているのであれば、ネットワークの混雑や送金元のシステムの問題などが原因である可能性があります。

一方で、ステータスが「失敗」を示している場合には、再度送金手続きが必要です。

トランザクションの処理状況を確認する

送金元のステータスを確認し、「完了」になっているにも関わらず入金が反映されない場合は、トランザクションを確認してみましょう。

トランザクションを確認することで、ブロックチェーン上での送金の進行状況を確認できます。

トランザクションの処理状況を確認するには、下記のようなブロックチェーンエクスプローラーと呼ばれるツールを使用します。仮想通貨ごとに専用のブロックチェーンエクスプローラーがありますので、適切なツールを選択してください。

• BTC ：https://btc.com/
• ETH(ERC20)：https://etherscan.io/
• XRP：https://bithomp.com/explorer

ツール上でトランザクションを確認するには、トランザクションID（TxID）が必要となります。送金元の履歴から確認してください。

トランザクションを確認し、それでも入金が反映されない、または確認方法が分からない場合は、MEXCのカスタマーサポートに問い合わせしてみましょう。

その際、送金先アドレス、トランザクションID等が必要となります。

まとめ

MEXCは、法定通貨での入金には対応していません。入金できるのは原則として仮想通貨のみとなります。ただし、MEXCで取り扱っている約1,500種類以上の銘柄全てで、入金可能です。

MEXCに仮想通貨を送金して反映されるまでの時間は、通貨とネットワークによって異なります。なかなか反映されない場合は、以下の対処法を試してみてください。

• アドレス・メモを確認する
• 送金したウォレットや取引所のステータスを確認する
• トランザクションの処理状況を確認する

また、対象通貨は限られるものの、MEXCはクレジットカードでの仮想通貨購入にも対応しています。

できるだけ入金に関わる手数料をかけたくない方は「国内取引所で購入した仮想通貨を送金する方法」、できるだけ手間をかけず簡単に入金したい方は「クレジットカードでの対象通貨購入」と、ご自身に合った入金方法を選んでください。