入出金無料のDMMビットコイン取引手数料は高いのか？他社と比較してみた

テレビCMでもお馴染みのDMMビットコインは「手数料が無料」ということで有名ですが、ネット上では「手数料が高い」との声も見かけます。これは本当なのでしょうか？

手数料は利用する仮想通貨取引所を決める際の重要なポイントの1つなので、気になりますよね。

そこで、この記事では、DMMビットコインの手数料について徹底的に解説します。「他社と比較して安いか高いか」といった点についても言及していますので、DMMビットコインを利用する判断基準の1つとして、ぜひ参考にしてください。

DMMビットコインの手数料の一覧

2023年4月現在、DMMビットコインで発生する手数料は、以下の通りです。

日本円の入金手数料	・銀行振込：無料 ・クイック入金：無料
仮想通貨の入金手数料	無料
日本円の出金手数料	無料
仮想通貨の出金手数料	無料
現物取引手数料	無料
レバレッジ取引にかかる手数料	・取引手数料：無料 ・レバレッジ手数料：0.04％（ロールオーバー時）
BitMatc取引手数料	通貨ごとに異なる

各手数料についての詳細を、順番に解説していきます。

入金手数料（日本円・仮想通貨）

日本円の入金手数料	・銀行振込：無料 ・クイック入金：無料
仮想通貨の入金手数料	無料

入金手数料は、日本円の銀行振込・クイック入金ともに無料です。ただし、銀行振込時に発生する振込手数料は、ユーザー側の負担となっています。

そのため、振込手数料がかからないインターネットバンキングによるクイック入金がおすすめです。

仮想通貨の入金手数料も無料

DMMビットコインでは、仮想通貨の入金手数料も無料です。ただし、マイナーへの手数料はユーザー側の負担になりますので、この点は覚えておきましょう。

DMMビットコインの入出金のやり方については、こちらの記事で詳しくまとめています。併せて参考にしてください。

出金（送金）手数料

日本円の出金手数料	無料
仮想通貨の出金手数料	無料

DMMビットコインの出金手数料は、日本円・仮想通貨ともに無料です。

小額からでも出金できるため、出金手数料が無料な点は大きな魅力と言えるでしょう。

現物取引の手数料

現物取引手数料

無料

DMMビットコインの現物取引は販売所形式で、手数料は無料となっています。

「販売所方式」とは、取引所の運営会社を相手に仮想通貨の売買を行う取引形態のこと。操作がシンプルで初心者にも分かりやすいため、手軽に仮想通貨を購入・売却できます。

ただし、取引の際はスプレッドと呼ばれる実質の手数料が発生し、売買にかかるトータルコストが高くなるため注意が必要です。

スプレッドについて

下記の画像が、DMMビットコインの販売所取引におけるスプレッドになります。

左の「売却価格（Bid）」と右の「購入価格（Ask）」の価格差が、スプレッドです。上記の場合、1BTCあたり約8万円の価格差があるため、販売所で1BTCを購入して価格の上昇を待たずに売却した場合、約8万円の損失となります。

販売所のスプレッドが広いのはDMMビットコインだけではなく、どの取引所でも同様です。ぜひ、覚えておいてください。

少しでも取引コストを抑えるためには、下記でご紹介する「BitMatch」で取引することをおすすめします。

レバレッジ取引にかかる手数料

レバレッジ取引にかかる手数料

・取引手数料：無料 ・レバレッジ手数料：ポジション金額の0.04％（ロールオーバー時）

DMMビットコインのレバレッジ取引手数料は無料ですが、レバレッジ手数料としてポジション金額の0.04％が、毎日ロールオーバー時に発生します。

ロールオーバーとは、「午前7時の時点でレバレッジ取引のポジションを保有している状態」のこと。

例えば、午前7時の時点にBTCで300万円分のポジションを保有していると、1,200円の手数料がかかります。この手数料は1回だけかかるわけではなく、ポジションを保有している日数ごとに加算されていきます。

また、レバレッジ取引においてもスプレッドが発生しますので、スプレッドも考慮したうえで取引を行いましょう。

BitMatchの手数料

DMMビットコインは、「BitMatch」という独自の注文方法を採用しています。

BitMatchとは、DMMビットコインが提示するミッド（仲値）を参考として、発注後30秒以内に約定する注文方法です。

DMMビットコインが仲介役となりユーザー間の取引銘柄や数量をマッチングさせますが、取引が成立する際の相手はDMMビットコインとなり、これによってスプレッドが狭まります。

30秒以内に取引が成立しなかった場合は成行にて約定となりますが、うまく取引が成立すればコストを抑えることが可能です。

また、BitMatchは現物取引とレバレッジ取引の両方に対応しており、取引方法や通貨によって手数料が異なります。

現物取引の場合

BitMatchにおける現物取引手数料は、通貨によって異なります。ここでは、代表的な5つの銘柄をご紹介します。

銘柄	取引単位	取引単位あたり手数料
BTC/JPY	0.001	26円
ETH/JPY	0.01	26円
XRP/JPY	10	8円
MATIC/JPY	1	2円
LINK/JPY	1	17円

その他の通貨の手数料に関しては、こちらのDMMビットコイン公式HPにて確認してください。

レバレッジ取引の場合

BitMatchにおけるレバレッジ取引手数料も、通貨によって異なります。ここでは、代表的な5つの銘柄をご紹介します。

銘柄	取引単位	取引単位あたり手数料
BTC/JPY	0.01	30円
ETH/JPY	0.1	79円
XRP/JPY	100	34円
MATIC/JPY	10	14円
LINK/JPY	10	130円

その他の通貨の手数料に関しては、こちらのDMMビットコイン公式HPから確認してください。

DMMビットコインの手数料は高い？他社と比較

ここからは、他社の仮想通貨取引所と比較しながら、「DMMビットコインの手数料は高いのか？安いのか？」という点を検証していきます。

取引における手数料を比較

まずは、DMMビットコインの「取引手数料」を、他社と比較しました。

▼取引手数料

【PR】DMM Bitcoin	・販売所：無料 ※BitMatch：通貨ごとに異なる
【PR】Coincheck	・販売所：無料 ・取引所：無料
GMOコイン	・販売所：無料 ・取引所：Maker：-0.03～-0.01％、Taker：0.05～0.09％
LINE BITMAX	・販売所：無料 ・取引所：Maker -0.01％、Taker 0.05％ ※フィンシア（FNSA）のみ
bitFlyer	・販売所：無料 ・取引所：0.01 ～ 0.15％
BITPoint	・販売所：無料 ・取引所：無料

▼レバレッジ取引

【PR】DMM Bitcoin	ポジション金額の0.04% / 日
【PR】Coincheck	レバレッジ取引なし
GMOコイン	建玉ごとに1日あたり0.04％
LINE BITMAX	無料（売りのみ）
bitFlyer	ポジション金額の0.04% / 日
BITPoint	レバレッジ取引なし

上記の2つの項目から分かるように、DMMビットコインの取引手数料は、他の取引所と同様の水準であると言えます。

取引所形式には対応していませんが、販売所での取引は無料で、BitMatchを利用することでスプレッドを抑えた取引が可能です。これにより、他の取引所と遜色ない取引ができるでしょう。

ただし、BitMatchで取引できない銘柄については、取引コストを抑えることを重視するならば、他の取引所の利用も検討してみてください。

DMMビットコインを利用する際は、上手くBitMatchを活用し、取引するのがおすすめです。

入出金における手数料を比較

続いて、DMMビットコインの入出金における手数料を他社と比較しました。

▼日本円の入出金

	入金手数料	出金手数料
【PR】DMM Bitcoin	無料	無料
【PR】Coincheck	・銀行振込：無料 ※振込手数料は各自負担 ・コンビニ入金：770円～ ・クイック入金：770円～	一律407円
GMOコイン	無料	無料
LINE BITMAX	無料	・LINE Pay：110円 ・銀行口座：400円
bitFlyer	無料	・三井住友銀行：220円〜 ・三井住友銀行以外：550円〜
BITPoint	無料	無料

▼仮想通貨の入出金（入庫・出庫）

	入金手数料	出金（送金）手数料
【PR】DMM Bitcoin	無料	無料
【PR】Coincheck	無料	・BTC：0.001BTC ・ETH：0.01ETH ・XRP：0.15XR
GMOコイン	無料	無料
LINE BITMAX	無料	・LINE Pay：110円 ・銀行口座：400円
bitFlyer	無料	・BTC：0.0004BTC ・ETH：0.005ETH ・XRP：無料
BITPoint	無料	無料

こちらに関しては、他社と比較しての優位性が大きく見られる結果となりました。

DMMビットコインでは、日本円と仮想通貨の入出金手数料が無料です。GMOコインとBITPoint以外の取引所では入出金に対して手数料がかかるため、この点においてはDMMビットコインが利用しやすいと言えます。

ただし、日本円の振込手数料や仮想通貨のマイナーへの手数料はユーザー負担となりますので、注意してください。

DMMビットコインで手数料を安く抑えるポイント

ここまでご紹介してきたように、DMMビットコインは「取引手数料は一般的で、入出金手数料が安い（かからない）」仮想通貨取引所です。

さらに手数料を抑えるには、以下の点を意識してみてください。

• 現物取引はスプレッドの狭いBitMatchを利用する
• レバレッジ取引の手数料を注視する

現物取引はスプレッドの狭いBitMatchを利用する

DMMビットコインは取引所形式での取引に対応していませんが、BitMatchを選択できます。

BitMatchのスプレッドは販売所形式と比べてスプレッドが狭いため、コストを抑えた取引が可能です。

手数料は通貨によって異なりますが、現物取引とレバレッジ取引の両方に対応。効率的な取引が可能なため、コストを節約できます。

レバレッジ取引の手数料を注視する

DMMビットコインのレバレッジ取引においては、ロールオーバー時に「ポジション金額の0.04％」毎日発生する点に注意が必要です。

DMMビットコインでは、日本時間の朝7時をクローズ時間とし、その時点で建玉を保有している場合、保管費用として手数料が発生します。

レバレッジ手数料は建玉ごとに毎日発生し、ポジションを長期間保有するほど手数料が増えていきます。ポジションの長期保有を考えている方は、手数料に注意してください。

DMMビットコインの手数料関連の注意点

最後に、DMMビットコインの手数料関連における注意点を解説します。

• 取引手数料は無料でもスプレッドに注意する
• 取引銘柄ごとに手数料が異なる

取引手数料は無料でもスプレッドに注意する

DMMビットコインの取引手数料は、現物取引・レバレッジ取引ともに無料です。ただし、取引時のスプレッドが実質的な手数料となりますので、注意しましょう。

スプレッドとは「売却価格（Bid）」と「購入価格（Ask）」の価格差のことで、DMMビットコインに限らず販売所での取引では広くなりがちです。事前にスプレッドを確認したうえで取引をするようにしてください。

取引銘柄ごとに手数料が異なる

BitMatchでの取引は、取引銘柄ごとに手数料が異なります。

販売所での取引とは異なり、手数料が一律ではないことを理解しておきましょう。

BitMatchにおける手数料に関しては、こちらのDMMビットコイン公式HPから確認できます。

まとめ

この記事では、DMMビットコインで発生する手数料について解説してきました。

再度、DMMビットコインの手数料をまとめた表を掲載します。

日本円の入金手数料	・銀行振込：無料 ・クイック入金：無料
仮想通貨の入金手数料	無料
日本円の出金手数料	無料
仮想通貨の出金手数料	無料
現物取引手数料	無料
レバレッジ取引にかかる手数料	・取引手数料：無料 ・レバレッジ手数料：0.04％/日
BitMatc取引手数料	通貨ごとに異なる

上記の表からも分かるように、DMMビットコインは入金手数料、取引手数料が無料です。他の取引所と比較しても、初心者の方でも使いやすくなっています。

ただし、取引手数料は無料ですが、取引にはスプレッドと呼ばれる実質の手数料が生じます。特に、販売所での取引においてはスプレッドが広くなっているため、BitMatchでの取引がおすすめです。

また、BitMatchは通貨によって取引手数料が異なります。事前に確認してから取引を行いましょう。

以上、ぜひDMMビットコインでの取引にお役立てください。

【出典一覧】

• https://bitcoin.dmm.com/
• https://coincheck.com/ja/
• https://coin.z.com/jp/
• https://www.bitpoint.co.jp/
• https://bitflyer.com/ja-jp/
• https://www.bitmax.me/