NIDT（日本アイドルトークン）とは？将来性や買い方、チャートも解説

NIDT（日本アイドルトークン）は、AKB48や乃木坂46などのアイドルグループを手掛ける有名プロデューサー、秋元康氏がプロデュースする仮想通貨です。

この通貨はアイドル活動とブロックチェーン技術を組み合わせた革新的なエンターテインメントプロジェクトの一環で、保有量に応じてアイドルグループの運営に参加したり、特別な特典を受けられるメリットがあります。

NIDTは投資目的だけでなく、アイドルの推し活をするファンにとっても注目すべき通貨と言えるでしょう。

この記事では、NIDT（日本アイドルトークン）とはどんな通貨なのか、基本情報から将来性、買い方まで解説します。これからNIDTの購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

NIDT（日本アイドルトークン）以外にもさまざまな仮想通貨があり、銘柄によって特徴が異なります。おすすめ仮想通貨は以下の記事で比較・紹介しているため、自分にあった仮想通貨を見つけたい方はぜひ参考にしてください。
【2024年最新】初心者にもおすすめ仮想通貨12選｜銘柄の選び方も解説

NIDT（日本アイドルトークン）とはどんな仮想通貨？

NIDT（日本アイドルトークン）は、日本の女性アイドルグループとブロックチェーン技術を組み合わせたプロジェクトとして開発された仮想通貨です。トークンの販売から得られる資金は、新しいアイドルグループの結成やその活動支援に活用されます。

NIDTを保有するファンは、アイドルグループの運営に参加する機会を得たり、特別な特典や体験を受けられる特権を得られます。具体的には、活動の運営に関する投票券が得られたり、NFTやメタバースを介したアイドルとの交流、アイドルの育成・応援などが可能です。

このプロジェクトは、日本の有名なアイドルグループプロデューサーである秋元康氏によって手掛けられており、世界へ向けた新しいアイドルグループの創出を目指しています。

ファンはこの通貨を通じて、従来の応援方法を超えた新しい形でアイドルのサポートができるようになります。

NIDT（日本アイドルトークン）の使い道

現時点でNIDTには、以下のような使い道があります。

• アイドル活動の運営の一部における意思決定に参加する投票権
• NFTやアバターなどのデジタルグッズ購入
• 物販商品の購入
• コンサートやイベントなどのチケット購入
• コンサートやイベントなどでメンバーへの投げ銭

今後は「保有者ランク」というシステムが導入される予定となっています。トークンをどれだけ長い期間どれくらいの量を保有しているかに基づいて、ユーザーにランクが付与されるという仕組みです。

このランクによって、ファンは特定の特典やサービスへのアクセスが可能になります。

NIDT（日本アイドルトークン）の基本情報

NIDT（日本アイドルトークン）の基本情報は、以下の通りです。

通貨名称	Nippon Idol Token
シンボル	NIDT
発行日	2023年3月
発行元	株式会社オーバース
通貨基盤	イーサリアム
価格	約12円※2024年1月22日時点、DMM Bitcoin
発行枚数	10億枚
公式HP	https://www.nidt.network/

NIDTはローンチ時に10億NIDT全てが発行されています。このうち、30%にあたる3億NIDTがIEOを通じて販売されており、この売り上げはプロジェクトの推進費用やオーバース社の運営費などに使用されます。

IEOとは、仮想通貨の発行元が取引所を介してトークンを市場に上場させ、投資家から資金を調達する仕組みのことです。

下記でNIDT（日本アイドルトークン）について、さらに詳しく解説します。

NIDT（日本アイドルトークン）の4つの特徴

続いて、NIDT（日本アイドルトークン）の4つの特徴を解説します。

• アイドルチームの結営に必要な資金調達
• 保有量に応じた特典が受けられる
• ロックアップ期間が設けられている
• 秋元康のプロデュースの下で行われる

アイドルチームの結成と運営に必要な資金調達

NIDTは、アイドルグループの立ち上げや運営に必要な資金を調達するために作られました。このトークンの販売を通じて集められる資金は、新たなアイドルグループの設立やプロモーション活動、イベントの企画、運営コストなどにに使われます。

従来のアイドル関連のプロジェクトは、大手芸能事務所や広告代理店などの資金提供者に依存するものでした。これにより、プロジェクトの運営には資金提供者の意向が大きく反映されてしまう傾向があったのです。

その結果として、独自のアイドル活動に制限が生じたり、業界の既得権益が強化されるようなこともありました。

しかし、NIDTプロジェクトはトークンの販売を通じて資金を獲得することで、独自でアイドルグループの活動に必要な費用をカバーし、活動をサポートできます。

これにより、ファンが自分の好きなアイドルやグループを直接サポートできる新しい機会が生まれ、ファンとアイドル間での相互作用が期待されているのです。

保有量に応じた特典が受けられる

NIDTはコンサートやイベントのチケット購入、物販の決済手段としての利用だけでなく、以下のように保有量に応じた特典も提供されます。

• アイドルプロジェクトの一部プロデュースに参加する機会
• 限定イベントへの招待
• NFT（非代替性トークン）の付与

ファンはNIDTを保有することで、推しのアイドルに対するサポートをより具体的に表現しやすくなります。将来的にはさらに特典が増える可能性がありますので、公式HPやSNSなどで定期的に最新情報をチェックしましょう。

ロックアップ期間が設けられている

NIDTの初期配布には、プロジェクト報酬とチーム自己所有の部分にロックアップが設定されており、段階的に解除される仕組みとなっています。

出典元：NIDTホワイトペーパー

ロックアップとは、特定のトークンが一定期間取引や移動が制限される期間です。通常は、新しいトークンが市場に導入される際に、価格の安定化や投機的な取引の抑制を目的として設けられます。

ロックアップ解除のルールは、以下の通りです。

• IEO実施から90日後に初回の7％ロックアップ解除が行われます。
• その後、90日ごとに2回目以降のロックアップ解除が実施されます。
• 初回から12回目のロックアップ解除は各回ごとに配布量の7％が解除されます。
• 13回目以降の解除以降は各回ごとに配布量の2％が解除されます。

ロックアップは段階的に解除され、最終的にはIEOから約5年後（1,800日後）に、全てのNIDT（10億NIDT）が市場に流通するようになる予定となっています。

秋元康のプロデュースの下で行われる

NIDTプロジェクトの総合プロデューサーは、AKB48や乃木坂46などの人気アイドルグループを手掛けたことで知られる秋元康です。株式会社オーバース側が秋元氏にこのプロジェクトの説明とプロデュース就任を依頼した結果、彼がプロジェクトの指揮を執ることとなりました。

出典元：NIDTホワイトペーパー

彼の豊富な経験と知識、人脈は、この次世代のプロジェクトを成功に導く要素となるでしょう。

NIDT（日本アイドルトークン）の価格動向をチャートで紹介

NIDT（日本アイドルトークン）が発行されてからこれまでの価格動向を、チャートでご紹介します。

NIDTは2023年3月にIEOを通じて発行され、4月に市場に上場しました。上場当初の価格は5円でしたが、その後1円台まで下落しています。しかし、価格は徐々に回復し、8月頃から大きく上昇し始めます。

出典元：DMM Bitcoin

9月上旬にはNIDTプロジェクトが本格的に始動し、その期待感から100円という過去最高価格を達成しました。しかし、その後価格は再び下落しています。

12月にはシングルデビューが決定し、年末にかけて価格は50円付近まで上昇しました。ところが、2024年に入ると価格は大きく下落し、1月時点では15円から30円ぐらいの範囲で推移しています。

NIDT（日本アイドルトークン）の今後の将来性3つのポイント

続いて、NIDT（日本アイドルトークン）の将来性に関して、主な3つのポイントを解説します。

• メタバース上でも展開している
• 国内だけでなく海外進出も予定されている
• ステーキングサービスの提供される可能性

メタバース上でも展開している

NIDTプロジェクトは、実際のライブイベントに加えてメタバース（仮想空間）上での交流も展開する予定です。

NIDTのホワイトペーパーには、下記のように記載されています。

出典元：NIDTホワイトペーパー

近年、VTuberやアバターを使用したアイドルが国内外で人気を集めていますが、メタバース内で実際のアイドルが活動する例はまだ珍しいです。

もし、NIDTプロジェクトがこの新しい領域で地位を確立できれば、今後のプロジェクトに対する期待が高まる可能性があります。

メタバースについては、こちらの記事で詳しくまとめています。併せて参考にしてください。

国内だけでなく海外進出も予定されている

NIDTプロジェクトは、アイドルの海外進出を目標として掲げています。

その主な理由は、日本の女性アイドルグループが直面する課題に対処するためです。具体的には、日本国内は少子高齢化が進行しており、アイドルグループの主なファン層である10代〜30代の人口が将来的に減少すると予想されています。

このため、女性アイドルグループが長期的に持続可能な活動を行うには、日本国内のファン層の拡大だけでなく、海外のファン層を継続的に獲得していくことが不可欠です。

NIDTのホワイトペーパーには、以下のように記載されています。

出典元：NIDTホワイトペーパー

この課題に対して、NIDTプロジェクトでは日本国内のファン層の強化、海外市場への進出を目指しています。海外進出が成功すれば、NIDTの需要も拡大する可能性が高いです。

ステーキングサービスの提供される可能性

NIDTはステーキングサービスの提供を予定しており、NIDTのホワイトペーパーには、以下のように記載されています。

「NIDTの保有者は、例えば、暗号資産取引所がNIDTに係るステーキングサービスを提供するような場合、当該サービスを通じてステーキングに参加することにより、当該ステーキングに係る報酬（ 以下「ステーキング報酬」といいます。）を受け取ることが可能となります。なお、ステーキング報酬は、トークンの初期配分時に「エコシステム報酬分及びマーケティング分」として配分され管理されます。」

現時点では具体的な詳細は決まっていないものの、将来的にNIDTでステーキングが始まると、投資目的でNIDTを購入する人が増える可能性があります。

このような機能が導入されればNIDTの需要が拡大し、トークンの価値や市場での魅力が高まることが期待されます。

NIDT（日本アイドルトークン）の買い方

続いて、NIDT（日本アイドルトークン）を購入する手順をご紹介します。

1. NIDT(日本アイドルトークン)との取り扱いがある取引所を選ぶ
2. 仮想通貨取引所の口座を開設する
3. 資金を入金して購入する

1.NIDT（日本アイドルトークン）の取り扱いがある取引所を選ぶ

NIDT（日本アイドルトークン）は、国内取引所では「DMM Bitcoin」と「coinbook」の2つで取り扱われています。どちらの取引所でも保有量に応じた特典は受けられますが、おすすめは入出金や売買手数料が無料の「DMM Bitcoin」です。

「DMM Bitcoin」はNIDT自体の入出金には対応していませんが、実績のある取引所のため安心して取引ができるでしょう。口座開設は無料で行えるので、ぜひDMM Bitcoinで口座を開設してみてください。

一方、「coinbook」は2023年3月にサービスを開始した取引所で、BIDT自体の入出金に対応しているものの、入出金や取引手数料がかかります。NIDTの入出金を行いたい方は、こちらも選択肢の1つです。

2.仮想通貨取引所の口座を開設する

取引所を選んだら口座を口座を開設しましょう。基本的にどの取引所でも口座開設の大まかな手順は同じで、以下の2点が必要となります。

• メールアドレス
• 本人確認書類（運転免許証・マイナンバー・パスポートなど）

上記に加え、口座開設の手続きには、個人情報（名前、住所、職業、資産状況）の入力と本人確認が必要です。本人確認はスマホから行うとスピーディーに進められます。

具体的な例として、DMM Bitcoinの口座開設手順をご紹介します。手順は以下の5ステップです。

1. メールアドレスを登録する
2. 基本情報を入力する
3. 本人確認書類の提出
4. マイナンバー書類を提出する
5. SMS認証をする

DMM Bitcoinでの口座開設は、オンライン登録なら最短当日、早ければ1時間ほどで審査完了のメールが届きます。

3.資金を入金して購入する

口座開設が完了したら、取引に使用する日本円を入金しましょう。入金方法は取引所ごとに異なりますが、一般的には「銀行振込」「クイック入金」「コンビニ入金」などから選ぶことができます。

取引所によって入金方法や手数料が異なるため、事前に詳細を確認しておきましょう。最初は少額を入金して、徐々に取引に慣れていくことをおすすめします。

入金が完了したら、実際にNIDTを購入しましょう。

NIDT（日本アイドルトークン）を購入する際の注意点

最後に、NIDT（日本アイドルトークン）の取引をする際に知っておきたいことを解説します。

• ロックアップ期間終了後の市場の動きに注目する必要あり
• スプレッドが広い
• 価格変動が大きい傾向がある

ロックアップ期間終了後の市場の動きに注目する必要あり

前述したように、NIDTにはロックアップ期間が設定されています。ロックアップは段階的に解除される予定となっていますが、ロックアップの解除によって市場へのトークンの流通量が増加し、価値が下がる可能性があることも留意しておかなければなりません。

ただし、ロックアップの解除は一度に大量に行われるわけではなく、長期間にわたって段階的に実施されます。このため、市場に与える影響は比較的緩やかで、価値の急激な下落は起きにくい可能性があります。

しかし、ロックアップ解除による市場への影響については、購入の際に理解しておくことが重要です。

スプレッドが広い

NIDTはまだ知名度や市場での流動性が低いため、スプレッドが広くなっています。スプレッドとは、売値と買値の価格差のことで、これは実質的な取引コストです。スプレッドが広いと、その取引のコストも高くなります。

通常、販売所はスプレッドが広く設定される傾向があるため、取引コストを抑えたい場合は、取引所での取引がおすすめです。

下記の画像を見ると、2024年1月22日時点では「買値が37.539円」「売値が20.500円」となっており、約17円のスプレッドが存在しています。

出典元：DMM Bitcoin

スプレッドはどの通貨にも存在しますが、現時点でNIDTのスプレッドは特に広いです。このようにスプレッドが広い場合は、短期的な取引よりも長期的な投資を考える方が良いでしょう。

価格変動が大きい傾向がある

NIDTは価格の変動幅（ボラティリティ）が大きいため、取引する際には注意が必要です。

現在、NIDTの取引量や市場での流動性は少なく、ビットコインのような取引量が多く流動性の高い通貨と比較すると、価格が安定しにくい状況にあります。そのため、価格が突然大きく上昇したり下降したりする可能性があります。

このように価格変動が激しい通貨は、投資対象としてハイリスク・ハイリターンです。投資目的で購入する際には、資金管理に注意し、余剰資金で投資することをおすすめします。

まとめ

NIDT（日本アイドルトークン）は、日本の女性アイドルグループとブロックチェーン技術を組み合わせたプロジェクトとして開発された仮想通貨です。トークンの販売から得られる資金は、新しいアイドルグループの結成やその活動支援に活用されます。

NIDT（日本アイドルトークン）の特徴は、以下の通りです。

• アイドルチームの結営に必要な資金調達
• 保有量に応じた特典が受けられる
• ロックアップ期間が設けられている
• 秋元康のプロデュースの下で行われる

将来性に関しては、以下3つのポイントを押さえておきましょう。

• メタバース上でも展開している
• 国内だけでなく海外進出も予定されている
• ステーキングサービスの提供される可能性

NIDTは市場での流動性がまだ低い状況で、価格の変動が激しい通貨です。スプレッドも広いため、特に投資目的で購入する際は注意してください。

国内取引所でNIDTを購入するなら「DMM Bitcoin」がおすすめです。入出金や取引手数料が無料で、トータルコストを最小限に抑えられます。口座開設も無料ですので、ぜひこの記事を参考に、NIDTの取引を始めてみてください。