MEXCでクレジットカード入金・購入は可能？スマホ・Webの手順を解説

海外の仮想通貨取引所MEXC（エムイーエックスシー）は、クレジットカードを利用して仮想通貨の購入が可能です。

直接日本円の入金はできないものの、クレジットカードを使って仮想通貨を購入することで、実質的に日本円入金と同様の効果を得られます。

ただし、クレジットカードはいち早く取引を始めるために便利な方法ですが、そのやり方や注意点を理解しておくことが重要です。

この記事では、MEXCにおけるクレジットカード取り扱いや仮想通貨の購入方法について解説します。具体的な操作手順もご紹介しますので、MEXCでクレジットカードの使用を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

MEXCはクレジットカード入金できないが「購入」は可能

冒頭でもお伝えしたように、MEXCは直接日本円でのクレジットカード入金はできないものの、「クレジットカードを使っての仮想通貨の購入」は可能です。

クレジットカードを利用することで、実質的に日本円の入金と同じ効果を得られます。

まずは、MEXCにおけるクレジットカードの取り扱い詳細について理解しておきましょう。

MEXCは「Visa」「Mastercard」の2つに対応

MEXCで利用可能なクレジットカードのブランドは、以下の2種類です。

• VISA
• Mastercard

これらのブランドを持っていても、使用できないカードが一部存在します。エラーが表示された場合は、別のカードの使用を検討してください。

クレジットカード利用には本人確認（KYC）が必要

MEXCでクレジットカードを利用するには、事前に本人確認（KYC）の手続きが必要となります。

MEXCの本人確認は2段階までありますが、クレジットカードの使用はレベル1の認証で十分です。1日の出金限度額を上げたい場合のみ、レベル2の認証が求められます。

本人確認は、MEXC公式HPの人型アイコンから「本人確認」を選択し、手続きを進めてください。

レベル2の「上級KYC認証」には、身分証明書と顔写真の提出が必要です。一方で、レベル1の「初級KYC認証」は、身分証明書のみの提出となります。

必要に応じて、本人確認の手続きを済ませておきましょう。

クレジットカード利用時は最低購入額あり

MEXCでクレジットカードを使用する際は、プロバイダーと呼ばれる支払い代行業者を経由して決済が行われます。各プロバイダーには最低購入額が設定されており、その額以上の購入でしか決済を進めることができません。

プロバイダーの種類と最低購入額は、以下の通りです。

プロバイダー	最低購入額
simplex	10,000円
banxa	10,000円
mercuryo	3,610円

MEXC上では「moonpay」も表示されますが、2023年8月現在、日本での利用には対応していません。

また、一部のクレジットカードは特定のプロバイダーに対応していない可能性があるため、注意してください。

クレジットカードの利用は手数料がかかる

MEXCでクレジットカードを利用しての仮想通貨購入には、2％〜12％の手数料がかかります。この手数料率はプロバイダーによって異なるため、利用前には必ず確認しましょう。

クレジットカード購入可能な仮想通貨の種類

MEXCでクレジットカードを使用して購入可能な仮想通貨は、以下の4種類です。

• BTC（ビットコイン）
• ETH（イーサリアム）
• XRP（リップル）
• USTD（テザー）

MEXC上では、クレジットカードで購入可能な通貨は9種類表示されますが、日本では「moonpay」プロバイダーが利用できないため、実際には4種類の通貨が購入対象です。

MEXCでクレジットカード使用した買い方

続いて、MEXCでのクレジットカードを使用した仮想通貨の買い方を解説します。

ご紹介するのは、以下2つの手順です。

• Web版（パソコン）からの買い方
• スマホアプリからの買い方

Web版（パソコン）からの買い方

Web版（パソコン）から買う手順は、以下の通りです。

1. 「OTC取引」ページを表示する
2. 支払い情報の入力
3. プロバイダーの選択
4. クレジットカード情報の入力
5. 個人情報の入力

1.「OTC取引」ページを表示する

MEXCにログインし、トップページ下部にスクロールして「OTC取引」をクリックしてください。

次に「第三者機関」を選択します。

2.支払い情報の入力

クレジットカードの支払ページが表示されますので、以下の情報を入力してください。

1. 購入する金額を入力する
2. 支払う法定通貨を選択する（日本円はJPY）
3. 購入する仮想通貨を選択する

3.プロバイダーの選択

続いて、プロバイダーの種類を選択します。今回は「simplex」を選択します。

日本からは「moonpay」の利用には対応していませんので、ご注意ください。

プロバイダーを選択し、免責事項を確認してチェックを入れ、「続ける」をクリックします。

4.クレジットカード情報の入力

支払い情報の入力ページに移行しますので、クレジットカード情報を入力します。

「カード番号」「有効期限」「カードの登録名義」「セキュリティコード」を入力し、利用規約を確認してチェックを入れましょう。

入力できたら「次へ」をクリックします。

5.個人情報の入力

続いて、請求先住所と個人情報の入力が必要となります。

▼請求先住所

• 住所
• 都市名
• 郵便番号
• 国名/地域名

▼個人情報

• メールアドレス
• 電話番号
• 生年月日

これらを入力し、「今すぐ支払う」をクリックしてください。

これでWebからのクレジットカードを使用した決済は完了です。

スマホアプリからの買い方

続いて、MEXCのスマホアプリから買う手順は、以下の通りです。

1. 「暗号資産を購入」を選択する
2. 支払い情報の入力
3. プロバイダーの選択
4. 必要情報の入力

1.「暗号資産を購入」を選択する

MEXCアプリにログインし、「その他」をタップします。

次に「暗号資産を購入」をタップしてください。

2.支払い情報の入力

続いて、「第三者機関」を選択し、以下の支払い情報を入力します。

1. 購入する金額を入力する
2. 支払う法定通貨を選択する（日本円はJPY）
3. 購入する仮想通貨を選択する

3.プロバイダーの選択

続いて、プロバイダーの種類を選択し、「続ける」をタップします。今回は「banxa」を選択します。

日本からは「moonpay」の利用には対応していませんので、ご注意ください。

続いて、免責事項を確認してチェックを入れ、「続ける」をタップします。

4.必要情報の入力

支払い情報の入力ページに移行しますので、Payment methodの項目にてクレジットカードでの支払いを選択します。

選択後、下にスクロールして「Create Order」をタップしてください。

続いて、必要情報を入力します。

「メールアドレス」「携帯電話を利用する国」「携帯電話番号」「国」を入力・選択し、利用規約を確認し、チェックを入れたら「Submit my verification」をタップしてください。

その後、「氏名」「生年月日」「住所」「居住国」を入力します。住所を英語化できるサイトなどを利用すれば、スムーズに海外表記に変換が可能です。

全て入力できたら、「Submit my details」をタップします。

次の画面で取引目的を選択し、チェック項目を確認してチェックを入れたら「Continue」をタップしてください。

続いて、登録したクレジットカードを選択し、決済画面に移行します。決済状況が表示され、「Fulfilment」が「Complete」となれば決済は完了です。

MEXCでクレジットカードを利用するメリット

MEXCでクレジットカードを利用する際の主なメリットは、以下の2点です。

• 実質的に日本円で入金できる
• 国内取引所を介さずに取引を始められる

実質的に日本円で入金できる

MEXCは直接日本円の入金はできませんが、クレジットカードで仮想通貨を購入することにより、日本円を入金して仮想通貨を購入したのと実質的に同じ結果となります。

できるだけスムーズに取引したい方にとっては、便利な方法と言えるでしょう。

国内取引所を介さずに取引を始められる

クレジットカードを利用することで、国内の取引所を介さずにMEXCで取引を始められます。

本来は、国内取引所で日本円を仮想通貨に交換し、MEXCに入金する流れが一般的です。ですが、クレジットカードを用いればそのステップが不要となり、MEXCで直接仮想通貨の購入が可能です。

MEXCでクレジットカードを使用する際の注意点

最後に、MEXCでクレジットカードを使用する際の注意点を解説します。

• クレジットカードによる購入後、72時間の出金制限がある
• 仮想通貨入金よりも手数料が高い
• 対応していないクレジットカードが存在する
• トラブル発生時はプロバイダーへの連絡が必要

クレジットカードによる購入後、72時間の出金制限がある

クレジットカードで仮想通貨を購入すると、購入後72時間はMEXCから出金できません。これは、マネーロンダリングの予防策として設けられています。

もし購入後すぐに仮想通貨を送金する予定がある場合は、先に国内取引所で日本円を仮想通貨に交換し、その仮想通貨をMEXCに送金したうえで取引を行ってください。

仮想通貨入金よりも手数料が高い

クレジットカードで仮想通貨を購入した際の手数料は、仮想通貨を直接入金するよりも割高です。

プロバイダーや購入通貨によって変わりますが、購入価格の2％〜12％が手数料として加算されます。

そのため、費用を抑えたい方には国内取引所からの仮想通貨入金がおすすめ。緊急で仮想通貨を購入する必要がある場合のみ、クレジットカードを使用すると良いでしょう。

国内取引所からMEXCに入金するならCoincheckがおすすめ

海外取引所に仮想通貨を入金する場合、国内の仮想通貨取引所で日本円を仮想通貨に交換し、海外取引所へ送金する流れが主流となります。

その際には、国内取引所Coincheckがおすすめです。Coincheckは国内でも認知度が高く、使いやすさで定評があります。BTC（ビットコイン）をはじめ多くの銘柄を取り扱っており、初心者の方でも使いやすいでしょう。

Coincheckでは無料で口座を開設し、最短で翌日には取引が開始できます。最低500円から仮想通貨を購入できますので、海外取引所に送金する際におすすめです。

対応していないクレジットカードが存在する

MEXCは「VISA」「Mastercard」の2種類のクレジットカードが利用できますが、全てのクレジットカードが仮想通貨の購入に対応しているわけではありません。

例えば、日本国内で人気の「楽天カード」「三井住友カード」は、仮想通貨の購入が禁止されています。

仮想通貨を購入する前に、お持ちのクレジットカードがMEXCで利用できるかどうかを確認しておきましょう。

トラブル発生時はプロバイダーへの連絡が必要

クレジットカードでの取引において問題が生じた場合、MEXCではなく決済を行ったプロバイダーに直接問い合わせる必要があります。

日本からのクレジットカード決済に対応しているプロバイダーは、以下の3社です。

• banxa
• mercuryo
• simplex

いずれも日本企業ではないため、サポートへは英語で問い合わせる必要があります。翻訳ツールなどを利用して対応してください。

また、トラブルの際の対応をスムーズにするため、連絡先などを事前に確認しておくことをおすすめします。

まとめ

MEXCは直接日本円でのクレジットカード入金はできないものの、クレジットカードを使って仮想通貨の購入が可能です。これにより、実際に日本円で入金しているのと同じ効果が得られます。

MEXCで利用可能なクレジットカードのブランドは、以下の2種類です。

• VISA
• Mastercard

MEXCでクレジットカードを利用するには、事前に本人確認（KYC）の手続きが必要となります。

クレジットカードを利用するメリットは、以下の2点です。

• 実質的に日本円で入金できる
• 国内取引所を介さずに取引を始められる

クレジットカードを利用する際には、以下の点に注意しましょう。

• クレジットカードによる購入後、72時間の出金制限
• 仮想通貨入金よりも手数料が高い
• 対応していないクレジットカードが存在する
• トラブル発生時はプロバイダーへの連絡が必要

MEXCはWeb公式HPとアプリのどちらからでもクレジットカードによる仮想通貨の購入が可能です。購入手順は記事中で解説していますので、ぜひ参考にしてください。