BitTrade（ビットトレード）の手数料は高い？入出金から取引まで比較

BitTrade（ビットトレード）をこれから利用する方にとって、手数料の詳細は気になるポイントです。

仮想通貨取引所は、入出金や取引などの様々な場面で手数料が発生します。この手数料は取引所ごとに異なり、利用する際の判断基準にもなるでしょう。

ネット上で「BitTradeの手数料が高い」との声も見受けられるため、実際の手数料の詳細を把握し、他社との違いを理解しておくことが重要です。

この記事では、BitTradeの手数料が他の取引所と比べて本当に高いのかを検証し、入出金から取引までの各手数料を詳しく解説します。

手数料を安く抑えるためのポイントもご紹介しますので、BitTradeでの取引において参考にしてください。

BitTrade（ビットトレード）の手数料は高いのか他社と比較

まずは、国内の主要な仮想通貨取引所8社とを比較して、「BitTrade（ビットトレード）の手数料は高いのか？安いのか？」という点を検証していきます。

比較するのは、以下の項目についてです。

• 日本円の入出金手数料
• 仮想通貨の入出金手数料
• 現物取引の手数料
• レバレッジ取引の手数料

日本円の入出金手数料を比較

まずは、BitTradeにおける日本円の「入出金手数料」を他社と比較しました。

▼日本円の入出金

	入金手数料	出金手数料
BitTrade	・クイック入金：無料 ・振込入金/ペイジー入金/コンビニ入金：振込手数料はユーザーが負担	330円
【PR】Coincheck	・銀行振込：無料 ・コンビニ入金：770円～ ・クイック入金：770円～	一律407円
GMOコイン	無料	無料
DMM Bitcoin	無料	無料
BITPoint	・振込入金：振込手数料はユーザーが負担 ・即時入金：無料	振込手数料はユーザーが負担
bitFlyer	・銀行振込：無料 ・インターネットバンキング：330円（税込）※住信SBIネット銀行は無料 ・コンビニ入金：330円（税込）	三井住友銀行への出金 ・3万円未満：220円（税込） ・3万円以上440円（税込） 三井住友銀行以外への出金 ・3万円未満：550円（税込） ・3万円以上：770円（税込）
【PR】bitbank	無料	・3万円未満：550円（税込） ・3万円以上：770円（税込）
LINE BITMAX	無料	・LINE Pay：110円 ・銀行口座：400円
Zaif	・銀行振込：無料 ・コンビニ入金：495円〜 ・ペイジー入金：495円〜	・3万円未満：385円 ・3万円以上：770円

上記の表からも分かるように、BitTradeはクイック入金による手数料は無料です。しかし、残りの3つの入金方法に関しては、振込手数料は各ユーザーが負担する必要があります。

これらを他の取引所と比較すると、クイック入金を利用することでBitTradeは入金手数料面で同等の水準にあると言えるでしょう。

また、BitTradeは日本円の出金時には330円の手数料が発生しますが、他の取引所では500円以上の手数料が発生するところも存在します。

このため、BitTradeの出金手数料は業界内でも標準的な範囲にあると言えます。

仮想通貨の入出金手数料を比較

続いて、BitTradeにおける仮想通貨の「入出金手数料」を他社と比較しました。

▼仮想通貨の入出金（入庫・出庫）

	入金手数料	出金（送金）手数料
BitTrade	無料	・BTC：0.0005 ・ETH：0.007 ・XRP：0.1
【PR】Coincheck	無料	・BTC：0.001 ・ETH：0.01 ・XRP：0.15
GMOコイン	無料	無料
DMM Bitcoin	無料	無料
BITPoint	無料	無料
bitFlyer	無料	・BTC：0.0004 ・ETH：0.005 ・XRP：無料
【PR】bitbank	無料	・BTC：0.0006 ・ETH：0.005 ・XRP：0.15
LINE BITMAX	無料	・BTC：0.001 ・ETH：0.005 ・XRP：0.15
Zaif	無料	・BTC：0.0001〜0.01 ・ETH：0.01〜0.05 ・XEM：2〜20

BitTradeへの仮想通貨の入金は無料で行えますが、出金手数料は通貨の種類によって変わります。無料で出金が可能な取引所と比べると手数料は高めですが、手数料が発生する他の取引所と比べれば、BitTradeの手数料は同等の範囲内です。

現物取引の手数料を比較

続いて、BitTradeの現物取引の手数料を他社と比較しました。

▼現物取引手数料

BitTrade	・販売所：無料 ・取引所：通貨により異なる
【PR】Coincheck	・販売所：無料 ・取引所：無料
GMOコイン	・販売所：無料 ・取引所：Maker：-0.01％、Taker：0.05％
DMM Bitcoin	・販売所：無料 ・BitMatch：通貨ごとに異なる
BITPoint	・販売所：無料 ・取引所：無料
bitFlyer	・販売所：無料 ・取引所：0.01 ～ 0.15％
【PR】bitbank	・販売所：無料 ・取引所：Maker：-0.02％、Taker：0.12％（一部銘柄を除く）
LINE BITMAX	・販売所：無料 ・取引所なし
Zaif	・販売所：無料 ・取引所：Maker：0％、Taker：0.1〜0.3％

BitTradeにおける現物取引の手数料は、販売所は無料です。ただし、販売所は「スプレッド」（売買価格の差）が広く設定されているため、実質的にこれが手数料となりますので注意が必要です。

また、取引所の手数料は各通貨によって異なるものの、「BTC/JPY」「ETH/JPY」の2つの銘柄は、メイカーもテイカーも取引手数料は無料となっています。

これらの取引に関しては、BitTradeが他の取引所よりもお得です。

レバレッジ取引の手数料

続いて、BitTradeのレバレッジ取引の手数料を他社と比較しました。

BitTrade	ポジション金額の0.03％/日
【PR】Coincheck	レバレッジ取引なし
GMOコイン	ポジション金額の0.04％/日
DMM Bitcoin	ポジション金額の0.04％/日
BITPoint	レバレッジ取引なし
bitFlyer	ポジション金額の0.04％/日
【PR】bitbank	レバレッジ取引なし
LINE BITMAX	無料（売りのみ）
Zaif	レバレッジ取引なし

BitTradeのレバレッジ取引は、保有するポジションの金額に基づいて0.03％/日の手数料が発生します。これは他のレバレッジ取引を提供する取引所の手数料よりも0.01％低く、コスト面でお得であることが伺えます。

ただし、取引所を選ぶ際には、レバレッジ取引の手数料だけでなく、取引可能な銘柄の範囲やスプレッドの広さ、提供されるサービスの質なども考慮することが重要です。

BitTradeで発生する手数料一覧

2023年10月時点、BitTradeの手数料は以下の通りです。

▼口座開設・維持手数料

口座開設手数料	無料
維持管理手数料	無料

▼入出金に関する手数料

日本円の入金	・クイック入金：無料 ・振込入金/ペイジー入金/コンビニ入金：振込手数料はユーザーが負担
日本円の出金	330円（税込）
仮想通貨の入金	無料
仮想通貨の出金（送金）	・BTC：0.0005 ・ETH：0.007 ・XRP：0.1　※通貨により異なる

▼仮想通貨取引に関する手数料

販売所	無料
取引所	通貨により異なる（BTC/JPY・ETH/JPYは無料）

▼レバレッジ取引に関する手数料

建玉管理料	ポジション金額の0.03％/日

各項目の詳細について、下記で順番に確認していきましょう。

BitTradeの口座開設・維持手数料

BitTrade公式HPには、「口座開設手数料」「維持管理手数料」が記載されていますが、実際にはどちらも無料となっています。

取引を行っていない期間があっても、追加の費用は発生しないため、安心して口座を保有できます。

口座開設の手順は、以下の通りです。

1. メールアドレスの登録
2. 認証コードの入力
3. 本人確認手続き
4. 必要情報の入力
5. 本人確認書類の提出
6. 顔写真の撮影

BitTradeの口座開設手順については、こちらの記事で詳しくまとめています。併せて参考にしてください。

BitTradeの入出金に関する手数料

続いて、BitTradeの入出金に関する手数料をご紹介します。

• 日本円の入金手数料
• 日本円の出金手数料
• 仮想通貨の入金手数料
• 仮想通貨の出金（送金）手数料

日本円の入金手数料

BitTradeに日本円を入金する方法は、下記の4種類があり、入金方法によって手数料が異なります。

入金方法	手数料
クイック入金（住信SBIネット銀行・PayPay銀行）	無料
クイック入金（ペイジー経由）	振込手数料はユーザーが負担
振込入金/コンビニ入金	手数料はユーザーが負担

クイック入金は、「住信SBIネット銀行」と「PayPay銀行」からの入金手数料は無料です。しかし、クイック入金の中でもペイジー経由での入金は例外で、入金額に応じて以下のように手数料が発生します。

入金額	手数料
30,000円未満	695円
30,000円 〜 49,194円	805円
49,195円以上	1,005円

ペイジー経由での入金は、約20分でアカウントに反映され、1日に1回まで利用可能です。

また、クイック入金以外の方法を利用する際には、振込手数料はユーザーの負担となります。

日本円の出金手数料

BitTradeから日本円を出金する際は、330円（税込）の手数料がかかります。

また、BitTradeでの出金申請は1日1回のみ可能です。出金申請の時間と出金金額によって、下記のように出金完了のタイミングが異なります。

▼銀行営業日の9時までの出金申請

出金金額	出金完了日
2000万円未満	当日中
2000万円以上	翌銀行営業日

▼銀行営業日の9時以降の出金申請

出金金額	出金完了日
2000万円未満	翌銀行営業日
2000万円以上	翌々銀行営業日

仮想通貨の入出金手数料

BitTradeに仮想通貨を入金する際の手数料は、無料です。

ただし、BitTradeへの送金時に発生するマイナーへの手数料はユーザー側の負担となります。マイナーとは、仮想通貨の取引を承認し、その記録をブロックチェーン上の台帳（取引の記録を保存するシステム）に追加する作業を行う人々のことです。

BitTradeに仮想通貨を入金する際は、このマイナーへの手数料を考慮しておく必要があります。

仮想通貨の出金手数料

BitTradeの仮想通貨の出金（送金）手数料は、通貨によって異なります。以下は、代表的な5銘柄の手数料です。

銘柄	手数料
BTC	0.0005
ETH	0.007
ADA	1
XRP	0.1
BCH	0.0001

小額を出金する場合でも手数料がかかります。出金する際は、手数料が安い通貨を利用するのがおすすめです。

BitTradeの仮想通貨取引に関する手数料（販売所・取引所・レバレッジ取引）

続いて、BitTradeにおける仮想通貨取引の手数料について解説します。

BitTradeでの取引は通常の現物取引（販売所・取引所）と、レバレッジを利用した取引が可能です。それぞれの取引タイプごとに手数料が異なります。

• 販売所の手数料
• 取引所の手数料
• レバレッジ取引の手数料

販売所の手数料

BitTradeの販売所における取引手数料は、購入・売却いずれも無料です。ただし、売値と買値の間には「スプレッド」と呼ばれる価格差が存在し、結果的に取引全体でかかるコストが高くなる可能性があります。

販売所は操作がシンプルで簡単に取引できるメリットがありますが、スプレッドの広さから取引全体のコストが高くなる点に注意しましょう。

スプレッドについて

スプレッドは売値と買値の「価格差」のことで、販売所と取引所のどちらでも発生します。

スプレッドは販売所の方が広く設定されている傾向にあり、取引コストを最小限に抑えるなら、取引所での取引がおすすめです。

取引所の手数料

BitTradeの取引所における取引は、「BTC/JPY」「ETH/JPY」の2つの銘柄は、メイカーおよびテイカーの取引手数料が無料となっています。

それ以外の通貨ペアに関しては、手数料が通貨ごとに異なります。以下は、上記2銘柄を除いた代表的な5つの通貨ペアの手数料です。

銘柄	メイカー手数料	テイカー手数料
XRP/JPY	0.012％ 〜 0.150％	0.036% ~ 0.150%
ADA/JPY	0.012% ~ 0.150%	0.036% ~ 0.150%
LTC/JPY	0.012% ~ 0.150%	0.036% ~ 0.150%
BCH/JPY	0.012% ~ 0.150%	0.036% ~ 0.150%
ETH/BTC	0.016% ~ 0.200%	0.048% ~ 0.200%

その他の通貨の手数料は、こちらのBitTrade公式HPにて確認できます。

メイカー・テイカーについて

取引所における取引は、「Maker」と「Taker」の2つのタイプに分けられます。

メイカーは市場に新しい価格で注文を提供し、流動性を供給する取引です。その手段として「指値注文」を用いることが多くなっています。

一方、テイカーは既存の注文を即座に執行し、市場から流動性を取得する取引です。その手段として「成行注文」を用いることが多くなっています。

これらの役割の違いを理解して取引をすることが重要です。

取引手数料の割引ランクについて

BitTradeの取引所は、独自トークンである「HTトークン」の保有量に応じて取引手数料の割引制度（レベル2〜レベル5）が提供されています。

各レベルに必要な前日のHT保有量と割引率は、以下の通りです。

	前日のHT保有量	取引手数料割引率
レベル1	0HT	0％OFF
レベル2	10HT	10％OFF
レベル3	100HT	20％OFF
レベル4	1,000HT	30％OFF
レベル5	5,000HT	40％OFF

VIPランク（レベル6〜レベル8）になると、HTトークンの保有量と直近30日間の累計取引量（BTC換算）に基づいて、通常の取引手数料率も割引されます。

VIPランクの割引の詳細については、こちらのBitTrade公式HPからご確認ください。

レバレッジ取引の手数料

レバレッジ取引を利用する際には、保有するポジションを1日以上維持する場合に「建玉管理料」という手数料が発生します。

この建玉管理料は、日を跨いでポジションを保有するたびに、保有ポジション金額の0.03％が手数料として課されます。

例えば、10月5日のビットコインの終値が1BTCあたり300万円だった場合、この時の建玉管理料は「1BTC × 300万円 × 0.03％ = 900円」で、1日あたり900円です。

2日間持ち越すと1,800円、3日間なら2,700円となります。

継続してレバレッジ取引のポジションを保持する際は、この建玉管理料がかかることを考慮しましょう。

BitTradeで手数料を安く抑える3つのポイント

BitTradeで取引を行う際には、以下3つのポイントを押さえておきましょう。これらを活用することで、手数料を安く抑えられます。

• 住信SBIネット銀行・PayPay銀行からの入金がおすすめ
• 販売所ではなく取引所で取引をする
• 手数料の安い銘柄を選んで送金する

住信SBIネット銀行・PayPay銀行からの入金がおすすめ

BitTradeは、クイック入金における「住信SBIネット銀行」「PayPay銀行」からの日本円の入金手数料が無料です。そのため、手数料を抑えたい場合は、この2つの銀行からの入金をおすすめします。

他の日本円入金方法を利用すると、振込手数料がユーザーの負担となるため、注意してください。

販売所ではなく取引所で取引をする

コストを抑えてBitTradeで取引を行うには、可能な限り販売所ではなく取引所での取引をおすすめします。

前述したように、販売所での取引には広いスプレッドが伴うため割高です。頻繁に取引を行うと、スプレッド分のコストが積み重なり、結果的に高額な取引コストとなってしまいます。

販売所の操作はシンプルで初心者にも分かりやすいですが、コストを考慮すると取引所の利用がおすすめです。

手数料の安い銘柄を選んで送金する

仮想通貨の送金手数料は通貨によって異なるため、送金は手数料が安い通貨を利用するのがおすすめです。

特に、「XRP」や「XLM」は日本円に換算した場合の手数料も安く、反映時間も短いため、送金に適しています。これらの通貨を利用することで、送金コストを抑えることが可能です。

まとめ

この記事では、BitTradeで発生する手数料について解説してきました。再度、手数料をまとめた表を掲載します。

▼口座開設・維持手数料

口座開設手数料	無料
維持管理手数料	無料

▼入出金に関する手数料

日本円の入金	・クイック入金：無料 ・振込入金/ペイジー入金/コンビニ入金：振込手数料はユーザーが負担
日本円の出金	330円（税込）
仮想通貨の入金	無料
仮想通貨の出金（送金）	・BTC：0.0005 ・ETH：0.007 ・XRP：0.1※通貨により異なる

▼仮想通貨取引に関する手数料

販売所	無料
取引所	通貨により異なる（BTC/JPY・ETH/JPYは無料）

▼レバレッジ取引に関する手数料

建玉管理料	ポジション金額の0.03％/日

BitTradeの手数料を他の国内取引所と比較した結果、入出金手数料は他の取引所と同水準であることが確認できました。

しかし、取引手数料の面においては、取引所で「BTC/JPY・ETH/JPY」の通貨ペアは、メイカーとテイカーの両方の注文で手数料が無料となっています。

この点は他の取引所よりもお得な条件となっているため、これら2つの通貨ペアでの取引はBitTradeがおすすめです。

その他にも、記事中では手数料を節約するためのポイントも紹介していますので、BitTradeでの取引時にぜひ参考にしてください。