BitTrade（ビットトレード）の使い方｜登録から買い方・売り方も解説

BitTrade（ビットトレード）は国内の取引所であるものの、中国の大手仮想通貨取引所であるHuobiグループが運営する取引所です。この背景により、多くの銘柄を取り扱っており、ユーザーフレンドリーなUI（ユーザーインターフェース）が採用されていることから、使いやすさにも定評があります。

しかし、BitTradeを初めて利用する方やまだ慣れていない方にとっては、操作が難しいと感じるかもしれません。そのため、取引方法や機能の使い方を理解しておくことは重要です。

この記事では、BitTradeの使い方を分かりやすく解説します。登録方法から入出金、仮想通貨の買い方・売り方、についても説明しますので、これからBitTradeでの取引を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

BitTrade（ビットトレード）を使う前に知っておきたいこと

まず、BitTrade（ビットトレード）で仮想通貨取引をする前に、下記の3点を把握しておきましょう。

• 取引の種類
• 入出金・取引手数料
• 取引可能な銘柄

BitTradeでの取引の種類

BitTradeは、現物取引とレバレッジ取引の2種類の取引方法に対応しています。

現物取引は「販売所」と「取引所」の2つの形式で取引が可能で、それぞれ特徴が異なります。

▼現物取引

	操作の難易度	トータルコスト
販売所形式	シンプル	高い
取引所形式	やや複雑	安い

一方で、レバレッジ取引は最大で2倍のレバレッジをかけて取引を行なえますが、対応している銘柄は「BTC/JPY」のみとなっています。

2023年10月時点、BitTradeのレバレッジ取引は新規でのサービス利用を停止しており、ご利用いただけません。今後、再開された場合は取引が可能となります。

各取引方法の詳細については、下記で詳しく解説していますので、そちらをご参照ください。

入出金・取引手数料

BitTradeの入出金・取引手数料は、2023年10月時点で以下のように設定されています。

▼入出金に関する手数料

日本円の入金	・クイック入金：無料 ・振込入金/ペイジー入金/コンビニ入金：振込手数料はユーザーが負担
日本円の出金	330円（税込）
仮想通貨の入金	無料
仮想通貨の出金（送金）	・BTC：0.0005 ・ETH：0.007 ・XRP：0.1　※通貨により異なる

▼仮想通貨取引に関する手数料

販売所	無料
取引所	通貨により異なる（BTC/JPY・ETH/JPYは無料）

▼レバレッジ取引に関する手数料

建玉管理料	ポジション金額の0.03％/日

上記の他にも、名目上では「口座開設費用」「維持管理手数料」がありますが、これらは無料となっています。

BitTradeの手数料については、こちらの記事で詳しくまとめています。併せて参考にしてください。

取引可能な銘柄

2023年10月時点、BitTradeで取引可能な銘柄は、以下の32種類です。

• HT（フォビトークン）
• BTC（ビットコイン）
• ETH（イーサリアム）
• ADA（エイダ）
• XRP（リップル）
• BCH（ビットコインキャッシュ）
• PLT（パレットトークン）
• BSV（ビットコインSV）
• LTC（ライトコイン）
• DOT（ポルカドット）
• ASTR（アスター）
• ENJ（エンジンコイン）
• IOST（アイオーエスティー）
• XLM（ステラルーメン）
• DEP（ディープコイン）
• XEM（ネム）
• BOBA（BOBA）
• FLR（フレア）
• ATOM（コスモス）
• XYM（シンボル）
• ETC（イーサリアムクラシック）
• EOS（イオス）
• TRX（トロン）
• JMY（ジャスミー）
• XTZ（テゾス）
• COT（コスプレトークン）
• QTUM（クオンタム）
• OMG（オーエムジー）
• BAT（ベーシックアテンショントークン）
• ONT（オントロジー）
• LSK（リスク）
• MONA（モナコイン）

ただし、販売所では30種類、取引所では28種類の銘柄のみ取引可能となっています。どちらの取引形式も全銘柄の取引には対応していません。

BitTradeの使い方｜口座開設から入出金まで

続いて、BitTradeの使い方について、下記2つの項目をご紹介します。

• 口座開設のやり方
• 入出金のやり方

口座開設のやり方

BitTradeで口座開設には、以下の2点が必要となります。

• メールアドレス
• 本人確認書類

口座開設の手順は、以下の通りです。

1. メールアドレスの登録
2. 認証コードの入力
3. 本人確認手続き
4. 必要情報の入力
5. 本人確認書類の提出
6. 顔写真の撮影

BitTradeで口座を開設する際には、スマホのみで本人確認を完結できる「かんたん本人確認」を選択することをおすすめします。審査がスムーズに進めば、その日から取引を始めることが可能です。

BitTradeの口座開設方法については、こちらの記事で詳しくまとめています。併せて参考にしてください。

入金・出金方法

BitTradeでの入金・出金方法は、下記の通りです。

入金方法

BitTradeは、日本円と仮想通貨の両方の入金が可能です。

日本円の入金方法は、以下の4つがあります。

• クイック入金（ペイジー以外）
• クイック入金（ペイジー）
• 振込入金
• コンビニ入金

特に、クイック入金（ペイジー以外）は、「住信SBIネット銀行」「PayPay銀行」に対応しており、手数料も無料でおすすめです。

また、BitTradeは取り扱いのある仮想通貨の入金も行えます。入金する際の手数料は無料ですが、BitTradeへ送金する際に発生するマイナーへの手数料は、ユーザー側の負担です。

BitTradeの入金方法については、こちらの記事で詳しくまとめています。併せて参考にしてください。

出金方法

BitTradeは「日本円」「仮想通貨」の出金に対応しています。

日本円の出金が反映されるまでの時間は、出金額と出金申請するタイミングによって、下記のように異なります。

▼銀行営業日の9時までの出金申請

出金金額	出金完了日
2000万円未満	当日中
2000万円以上	翌銀行営業日

▼銀行営業日の9時以降の出金申請

出金金額	出金完了日
2000万円未満	翌銀行営業日
2000万円以上	翌々銀行営業日

日本円の出金申請は1日に1回のみ可能で、出金1回につき330円（税込）の手数料がかかります。

一方、仮想通貨の出金反映時間・手数料は、通貨の種類やネットワークの混雑状況により変動します。

BitTradeの出金方法については、こちらの記事で詳しくまとめています。併せて参考にしてください。

BitTrade販売所での買い方・売り方

続いては、BitTradeでの仮想通貨の売買方法をご紹介します。

まずは、「販売所」での買い方・売り方からです。

販売所の注文方法

販売所での注文方法は「成行注文」です。現在の価格でシンプルに即時売却、即時購入が行なえます。

ただし、操作方法は簡単ですが、スプレッドの広さから取引全体のコストが高くなる点に注意しましょう。

スプレッドについて

スプレッドは売値と買値の「価格差」のことで、販売所と取引所のどちらでも発生します。この価格差は実質的な取引コストとなり、スプレッドが広いほどコストは高くなります。

販売所はスプレッドが広く設定される傾向があるため、取引コストを最小限に抑えたい場合は、取引所での取引がおすすめです。

販売所の買い方・売り方の手順

まずは、BitTrade公式HPにログインし、画面上部の「販売所」をクリックします。

次に、取引する通貨を選択しましょう。

続いて、画面右側の注文画面にて売却の場合は「売る」、購入の場合は「買う」のどちらかを選択し、「数量」または「金額」を入力します。数量と金額の入力欄は、矢印の部分をクリックすることで上下入れ替えが可能です。

入力できたら「売る」または「買う」をクリックしてください。注文情報を確認し、内容に誤りがなければ「確定」をクリックします。

これで販売所での取引は完了です。

BitTrade取引所での買い方・売り方

続いて、BitTradeの取引所での売買方法をご紹介します。

取引所の注文方法

取引所での注文は、「成行注文」「指値注文」の2つから選択できます。

成行注文	現在の市場価格で即座に取引を実行する方法
指値注文	売買したい価格を指定して注文する方法

成行注文は、現在の市場価格で即座に取引を行いたい時に適しています。指値注文より手数料が高く設定されていますが、シンプルで初心者の方にもおすすめの方法です。

一方、指値注文は、特定の価格で取引を行いたい時に使用します。例えば、市場のBTC価格が1BTC300万円の時、指値注文を使用して「価格が250万円に下がったら1BTCを購入する」といった注文が可能です。

反対に売却も可能で、価格を予想して相場状況に合わせた注文が行なえます。ただし、設定した価格に到達しない限り、注文は実行されません。

投資スタイルや市場状況に応じて、最適な注文方法を選びましょう。

Maker（メイカー）・Taker（テイカー）との関連性

BitTradeの取引所は「指値注文」と「成行注文」を採用しており、これらの注文形式は、Maker（メイカー）とTaker（テイカー）の概念と密接に関連しています。

Makerは市場に新しい価格で注文を提供し、流動性を供給する取引です。その手段として「指値注文」を用いることが多くなっています。

一方、Takerは既存の注文を即座に執行し、市場から流動性を取得する取引です。その手段として「成行注文」を用いることが多くなっています。

これらの役割の違いを理解し、適切な最適な注文方法を選択しましょう。

チャートやトレード画面の見方

BitTradeの取引所の画面は、下記のように分かれています。

1. 取引する仮想通貨を選択できます。
2. 通貨のチャートを確認できます。時間足ごとの表示や拡大、描写なども可能。
3. 注文板（オーダーブック）、歩み値を確認できます。
4. 注文内容を入力できます。
5. 注文一覧、注文履歴を確認できます。

取引所に表示されているチャートは、仮想通貨の価格動向を視覚的に理解するために重要なツールです。初心者の方は基本的なチャートの読み方から始めてみましょう。

取引所の買い方・売り方の手順

BitTrade公式HPにログインし、画面上部の「取引所」をクリックします。

次に、取引所の画面が表示されたら、取引する通貨を選択してください。

続いて、画面右側の注文画面にて入力を行います。まずは「売る」「買う」の選択、注文方法の「指値」「成行」を選択しましょう。

成行の場合、金額を入力して「売る」「買う」ボタンをクリックします。

注文内容を確認して、取引は完了です。

指値の場合、価格と注文数量を入力し、「売る」「買う」ボタンをクリックします。

注文内容を確認して、取引は完了です。

指値注文は、注文が約定するまで「注文一覧」にてキャンセルができます。

BitTradeでのレバレッジ取引のやり方

続いて、BitTradeでのレバレッジ取引のやり方をご紹介します。

BitTradeのレバレッジ取引は、最大で2倍のレバレッジをかけた取引が可能です。取引の取引手数料自体は無料ですが、日をまたいでポジションを保有する場合は、1日ごとにポジション金額の0.03％の建玉管理料が発生します。

ただし、2023年10月時点、BitTradeのレバレッジ取引は新規でのサービス利用を停止しており、ご利用いただけません。今後、再開された場合は取引が可能となります。

レバレッジ取引の注文方法

レバレッジ取引は、以下の注文方法を利用できます。

成行注文	現在の市場価格で即座に取引を実行する
指値注文	売買したい価格を指定して注文する
逆指値	「指定した価格以下で買い」または「指定した価格以上で売り」をする
IFD	一度に2つの注文を出し、最初の注文が約定した時点で2つ目の注文が自動的に発行される
OCO	2つの注文を同時に出し、一方の注文が成立した際にもう一方の注文が自動的にキャンセルされる
IFDOCO	IFDとOCOの組み合わせ。IFD注文が約定した後に自動的にOCO注文が発注される

レバレッジ取引の取引手順

販売所や取引所での取引と同じ様に、BitTrade公式HPにログインし、画面上部の「レバレッジ」を選択して取引する通貨を選択します。

続いて、画面右側の注文画面で注文方法、数量、金額などを入力し、確定ボタンをクリックしてください。

注文内容を確認し、内容に誤りがなければ取引は完了です。

BitTradeアプリでも仮想通貨の購入・売却が可能

BitTradeはWebだけでなく、アプリからでも仮想通貨の購入・売却が可能です。

アプリの画面下部から「販売所」「取引所」を選択し、Webとほぼ同様の手順で取引できます。

まとめ

BitTradeは「現物取引」と「レバレッジ取引」の取引が行なえます。

現物取引は、以下2つの形式で取引が可能です。

▼現物取引

	操作の難易度	トータルコスト
販売所形式	シンプル	高い
取引所形式	やや複雑	安い

一方、レバレッジ取引は最大で2倍のレバレッジをかけた取引が可能です。

ただし、2023年10月時点、BitTradeのレバレッジ取引は新規でのサービス利用を停止しており、ご利用いただけません。今後、再開された場合は取引が可能となります。

BitTradeは30種類以上の仮想通貨を取り扱っており、販売所は30種類、取引所は28種類、レバレッジ取引は「BTC/JPY」のみ取引が可能です。

各取引方法の詳細については、記事中にて図解しています。そちらを参考にし、ぜひBitTradeでの取引を始めてみてください。