リップル(XRP)の今後どうなる?予想や価格動向、裁判の影響も解説
リップル(XRP)は仮想通貨市場の時価総額で常に上位に位置していますが、将来の価格動向や現在進行中のSEC(米証券取引委員会)の裁判など、今後の動きに関して不安を抱えている方も多いかもしれません。
しかし、専門家やAIの予測によると、リップルの将来は明るく、価格の上昇や社会的な普及が拡大する可能性が高いとされています。
この記事では、リップルの将来の今後に関する専門家やAIの予想をご紹介し、将来性や過去の価格推移、そしてSECとの裁判の影響について解説します。
これからリップルへの投資を検討している方は、これらの情報を参考に今後の展開に注目してみてください。
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リップル(XRP)の今後はどうなる?専門家とAIによる価格予想を紹介
まずは、リップル(XRP)の今後はどうなるのか、専門家やAIによる見解をご紹介します。
冒頭でもお伝えしたように、リップルの将来性は明るく、今後の社会的な普及も期待できます。実際にどのぐらいの価格上昇が予想されているのか、見ていきましょう。
- BeInCryptoによる予想
- cryptonewszによる予想
- AI(DigitalCoinPrice)による予想
- AI(TechNewsLeader)による予想
BeInCryptoによる予想
海外の仮想通貨専門のニュースサイト「BeInCrypto(https://beincrypto.com/xrp-price-prediction-3-61-by-2025-and-4-98-by-2030/)」によると、リップルの今後の価格は、以下のように予想されています。
2025年 | 3.61ドル(約513円) |
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2030年 | 4.98ドル(約707円) |
記事中の分析によれば、多くの専門家が、SEC(米証券取引委員会)との裁判に勝訴した場合、リップルの価格が上昇すると予想しています。
一方で、2025年までに価格が1ドル未満になると考える意見も少数存在し、全員がリップルの価格が上昇すると考えているわけではないことも記されています。
cryptonewszによる予想
海外の仮想通貨専門のニュースサイト「cryptonewsz(https://www.cryptonewsz.com/forecast/xrp-price-prediction/)」によると、リップルの今後の価格は、以下のように予想されています。
2025年 | 最低価格:約1.06ドル(約150円) 最高価格:約1.53ドル(約217円) |
---|---|
2030年 | 最低価格:約3.81ドル(約541円) 最高価格:約5.49ドル(780円) |
このニュースサイトは、最低価格と最高価格の両方の予想を出しており、リップルの価格は将来的に上昇すると予想されています。
一部の意見では大幅な上昇は見込まれていないものの、数年後には現在の数倍になると考えられています。
AI(DigitalCoinPrice)による予想
海外の仮想通貨の価格予測サイト「DigitalCoinPrice」のAIによると、リップルの今後は以下のように予想されています。
2025年 | 最低価格:約1.52ドル(約229円) 最高価格:約1.88ドル(約282円) |
---|---|
2030年 | 最低価格:約5.07ドル(約761円) 最高価格:約5.42ドル(約813円) |
リップルの価格は年々上昇していき、2030年には最低価格で700円を超えるという予想が公開されています。
AI(TechNewsLeader)による予想
海外の仮想通貨分析サイト「TechNewsLeader(https://technewsleader.com/)」のAIによると、リップルの今後は以下のように予想されています。
2025年 | 最低価格:約1.27ドル(約191円) 最高価格:約1.49ドル(約224円) |
---|---|
2030年 | 最低価格:約8.17ドル(約1,226円) 最高価格:約9.7ドル(約1,455円) |
TechNewsLeaderのAI予測によると、リップルの価格は他の予測よりも大きく上昇すると見られており、リップルの価格は年々上昇し、2030年には1,000円に達するとされています。
リップル(XRP)の将来性に期待できる5つの理由
続いて、リップルの将来性に期待できる主な理由を解説します。以下5つのポイントを押さえておきましょう。
- 取引の処理速度が速くコストも安い
- リップルが法的訴訟で一定の勝利を収めたため
- 世界中の金融機関・企業と提携している
- ブリッジ通貨としての可能性を秘めている
- 発行上限に達していることから価値が上がりやすい
取引の処理速度が速くコストも安い
リップル(XRP)は取引の処理速度が速く、低コストで送金が可能です。「RippleNet(リップルネットワーク)」という技術を使用し、従来の国際送金システムよりも速く、数秒で送金を完了できます。
例えば、現代の国際送金ネットワーク「SWIFT」での送金は、取引完了までに数日、手数料も数千円かかるのが一般的です。しかし、RippleNetを使用すれば送金は約3.3秒で完了し、手数料も約60円で済みます。
このシステムは銀行を介することなく送金を行えるため、ビジネスや個人の送金において大きなコスト削減を実現します。
リップルが法的訴訟で一定の勝利を収めたため
リップル社は2020年12月に、SEC(米証券取引委員会)から「リップルが未登録証券である」として訴えられました。しかし、訴訟を続けることで、2023年7月の判決ではリップルが有価証券でないことが一部認められたのです。
これにより、リップルの仮想通貨取引所での上場廃止の懸念が免れ、今後はポジティブに影響することが期待されます。
さらに、トレース判事はSECの中間控訴を棄却し、個人向けのXRP販売は未登録証券に当たらないと判断しました。この結果が、仮想通貨取引プラットフォーム上での投資契約提供や販売に影響を与える可能性があります。
世界中の金融機関・企業と提携している
リップルは世界中の多くの金融機関や企業と提携しており、そのネットワークを日々拡大しています。これを支えているのは分散型金入技術の「RippleNet」で、国際送金の効率化を図っています。
RippleNetには、以下のような企業が参加しています。
- 三菱UFJフィナンシャルグループ
- アメリカン・エキスプレス
- イングランド銀行(イギリス中央銀行)
- 連邦準備制度(アメリカ中央銀行)
- シンガポール金融管理局(シンガポール中央銀行)
RippleNetへの参加企業や銀行は増加傾向にあり、今後も需要の高まりが予想されるため、リップルの価値の上昇が期待されます。
ブリッジ通貨としての可能性を秘めている
リップル(XRP)が将来性を期待されている機能の1つに、ブリッジ機能があります。ブリッジ機能とは、異なる通貨間の取引を仲介し、送金の速度とコストを大幅に削減する通貨のこと。
現在、世界最大のブリッジ通貨はアメリカドルですが、技術面ではリップルの方が優れていると言われています。
通常、アメリカから日本へドルを送金して日本円に換える際には、複数の銀行を通して通貨交換が行われ、時間と手数料がかかります。しかし、リップルをブリッジ通貨として使用する場合、ドルから円への変換がすぐに完了できるため、時間とコストの大幅な削減が可能です。
しかし、ブリッジ通貨として成功するためには高い流動性が必要で、これがリップルの今後の課題となってくるでしょう。
発行上限に達していることから価値が上がりやすい
リップルは発行枚数の上限は1,000億枚で、すでに全ての通貨が発行されており、今後増えることはありません。
しかし、リップルネットワークを使った国際送金の際にリップルを手数料として使用すると、そのリップルは消滅する仕組みになっています。取引が行われる度にリップルの全体枚数が徐々に減少するため、希少性が高まるのです。
他の通貨と比べて発行枚数が多く手数料も安いため、価格の急激な変動は少ないものの、長期的な目で見れば価格が上昇する可能性が考えられます。
リップル(XRP)の過去の価格動向|SEC裁判など5つをチャートで紹介
リップルの今後の価格はどうなっていくのでしょうか。将来を予測するためにも、過去の重要な価格変動をチャートで振り返っておきましょう。
- 2018年1月:過去最高値385円
- 2020年12月:SECショックで暴落
- 2021年4月:仮想通貨市場が好調で200円
- 2022年:一年を通して仮想通貨市場全体の低迷期
- 2023年7月:SECとの裁判に一部勝訴し115円
2018年1月:過去最高値385円
2018年1月にリップルは過去最高値の385円を記録しました。この時期は仮想通貨市場全体が高騰しており、リップルも2022年12月あたりから急激に上昇を見せています。
出典元:CoinMarketCap
この時の価格上昇は、一時的にですがイーサリアムの時価総額をも超えるほどでした。この上昇の背景には、ロックアップ(一定期間の凍結)の完了により毎月300億XRPの売り圧力が消えたことやリップルの実用性への期待があったとされています。
2020年12月:SECショックで暴落
2020年12月にSEC(米証券取引委員会)は、リップル社に対して有価証券問題で訴訟を起こしました。この時、リップルの価格は50%以上の暴落を記録しています。
出典元:CoinMarketCap
12月12日以降は、Spark(FLR)トークンのスナップショットにより価格を60円台に乗せていましたが、訴訟発表後に急激な下落が見られました。この暴落は投資家の不安とリスク回避の動きが影響したとされています。
2021年4月:仮想通貨市場が好調で200円
2021年4月にリップルは200円を記録しました。この時、仮想通貨市場全体が好調で、リップルもその波に乗って価格が大きく上昇しています。
出典元:CoinMarketCap
この時期は、アメリカの大手仮想通貨取引所「Coinbase」のNASDAQ上場の影響と、ビットコインとイーサリアムの過去最高値更新の影響を受けたとされています。
さらに、SEC裁判でリップル社に前向きな兆しが見られたことも、投資家の期待を高めた理由の1つです。しかし、この時の価格上昇は過去最高値には届かないものでした。
2022年:一年を通して仮想通貨市場全体の低迷期
2022年は仮想通貨市場全体にとって低迷期でした。この時期のチャートを見ると、2021年の11月頃から価格が徐々に下落していく様子が分かります。
出典元:CoinMarketCap
2022年の低迷期は、マクロ経済的な要因や規制関連のニュースが影響しており、この時期には、以下のようなことが起きています。
- 新型コロナウイルスのオミクロン株の出現
- ロシアとウクライナの関係悪化
- TerraUSDの大暴落
- インフレの長期化に伴う金融引き締め
- 大手仮想通貨取引所FTXの経営危機
これらの様々な要因から市場全体の価値は大きく下落し、投資家の間で慎重な姿勢が強まる結果となりました。
2023年7月:SECとの裁判に一部勝訴し115円
2023年7月にリップル社がSEC裁判で一部勝訴し、リップルの価格が115円に上昇しました。この時、裁判の前向きな結果が公表されると同時にリップルの価格が急上昇しています。
出典元:CoinMarketCap
リップルの価格は前日比で+80%以上まで大きく上昇しました。その後、価格は下落しましたが、10月19日にSECの控訴が裁判所によって却下され、リップルの価格は再び上昇しました。
しかし、裁判はリップル社の一部勝訴となりましたが、完全な決着はまだついておらず、今後の動向が注目されています。
リップル(XRP)の価格が今後上昇するための3つのポイント
続いて、リップルの価格が今後上昇していくためのポイントを3つ解説します。
- SECとの訴訟問題の解決
- RippleNetの提携企業が増える
- アジア圏でのリップルの普及と実用化
SECとの訴訟問題の解決
リップルと米証券取引委員会(SEC)の訴訟問題の解決は、リップルの価格上昇において最も重要です。
2023年7月にリップルが有価証券でないと一部認められ、10月にはSECの控訴が却下されました。これによりリップルの価格は一時的に上昇しましたが、裁判の完全な決着はついていません。
専門家の予想にもあるように、この問題が完全に解決すればリップルの価格が大きく上昇する可能性があります。
RippleNetの提携企業が増える
RippleNetの提携企業や政府銀行が増えることは、リップルの価格上昇につながる重要なポイントです。
提携先が増加すると、RippleNetおよびリップルの使用範囲と需要が広がり、リップルの市場価値が高まる可能性があります。過去にも大企業との提携発表がリップルの価格上昇につながった例もあり、今後の提携拡大にも期待したいところです。
アジア圏でのリップルの普及と実用化
リップルはアジア市場での普及と実用化を目指しており、今後の価格上昇の重要なポイントです。人口の多いアジア圏での実用化が進めば、需要や市場価値が高まる可能性があります。
実際に、2021年にはフィリピン向けの国際送金サービスやタイと欧米間の送金ビジネスを開始しました。アジア市場でリップルが受け入れられ、広がっていくことが価格上昇の重要な要因となり得ます。
リップル(XRP)の取引の始め方
リップル取引を始める基本的な流れは、以下の通りです。
- 仮想通貨取引所を選ぶ
- 仮想通貨取引所の口座を開設する
- 資金を入金する
- リップルの取引を始める
リップルは多くの国内取引所で取り扱われており、取引所選びの際には手数料の安さや使いやすさを基準に選ぶと良いでしょう。
リップルの買い方の詳細やおすすめの取引所については、こちらの記事で詳しくまとめています。併せて参考にしてください。
まとめ
海外の仮想通貨ニュースサイトの専門家やAIによる価格予測によると、リップルの将来性は明るく、今後も価格上昇の可能性が高いことが示されています。
リップルが期待される主な要因は、以下の5つです。
- 取引の処理速度が速くコストも安い
- リップルが法的訴訟で一定の勝利を収めたため
- 世界中の金融機関・企業と提携している
- ブリッジ通貨としての可能性を秘めている
- 発行上限に達していることから価値が上がりやすい
リップルは国際送金分野での普及が進むことにより、将来的な価格上昇が期待される仮想通貨です。使用範囲を広げて流動性を確保できれば、その価値はさらに高まると考えられています。
また、2023年7月には、SEC(米証券取引委員会)との長期にわたる訴訟問題にも大きな進展があり、価格上昇につながりました。
まだ完全決着には至らず、今後も訴訟問題の行方には注意する必要がありますが、決済手段としての実用化が進むことにより、リップルの価格動向にプラスの影響を与えると考えられます。
記事中では、過去の価格変動のチャートもご紹介しているので、ぜひ参照してみてください。この記事を参考に、リップルの取引を検討してみてはいかがでしょうか。
【国内仮想通貨取引所の比較表】
(親組織・グループ) | 運営元取扱通貨 | 販売所手数料 | 取引所手数料 | 入金手数料 (日本円) | 出金手数料(日本円) | 入金手数料 (仮想通貨) | 最大レバレッジ | アプリ | |
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【PR】コインチェック 公式HP | コインチェック株式会社(マネックスグループ株式会社) | 29通貨 | 無料 | 無料 | 無料 または 770円~ | 407円 | 無料 | なし | あり |
【PR】bitbank 公式HP | ビットバンク株式会社 | 40通貨 | 無料 | -0.02% ~0.12% (一部銘柄は除く) | 無料 | 550円/770円(3万円以上) | 無料 | なし | あり |
GMOコイン 公式HP | GMOコイン株式会社(GMOインターネットグループ) | 26通貨 | 無料 | -0.03%~0.09% | 無料 | 無料 または 400円 | 無料 | 2倍 | あり |
【PR】BITPoint 公式HP | 株式会社ビットポイントジャパン(SBIグループ) | 27通貨 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | なし | あり |
LINE BITMAX 公式HP | LINE Xenesis株式会社(LINEヤフーグループ) | 7通貨 | 無料 | -0.01%~0.05% | 無料 | 110円 または 400円 | 無料 | 2倍 | あり |
SBI VCトレード 公式HP | SBI VCトレード株式会社(SBIグループ) | 24通貨 | 無料 | -0.01%~0.05% | 無料 | 無料 | 無料 | 2倍 | あり |
BitTrade 公式HP | ビットトレード株式会社 | 42通貨 | 無料 | 無料 | 無料 | 330円 | 無料 | 2倍 | あり |
bitflyer 公式HP | 株式会社bitFlyer | 37通貨 | 無料 | 0.01%~0.15% | 無料 または 330円 | 220円~ | 無料 | 2倍 | あり |
Zaif 公式HP | 株式会社Zaif | 15通貨 | 無料 | 0%~0.3% | 無料 または 495円~ | 385円 または 770円 | 無料 | なし | あり |
DMM Bitcoin 公式HP | 株式会社DMM Bitcoin | 38通貨 | 無料 | なし | 無料 | 無料 | 無料 | 2倍 | あり |