Binance（バイナンス）の口座開設・使い方を解説！入金やアプリも

Binanceは世界で最も取引量の多い仮想通貨取引所で、世界各国にユーザーを抱え、豊富な流動性、魅力的なサービスを提供しています。

多くの日本人ユーザーが利用している海外取引所の一つでもあり、仮想通貨取引をするうえで、口座開設をしておきたい取引所の1つと言えるでしょう。

この記事では、Binanceの口座開設・使い方について、登録から入出金、取引方法、その他の機能まで解説します。これからBinanceの利用を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

Binance（バイナンス）の基本情報

まずは、Binance（バイナンス）の基本情報を確認しておきましょう。

取扱銘柄数	600種類以上
取引手数料	・Maker：0.1% ・Taker：0.1% ※取引量に応じてVIPレベルあり
入出金手数料	・入金：無料 ・出金：通貨により異なる　BTCは一律0.0005BTC
最大レバレッジ	125倍
追証	なし
アプリ対応	あり（iOS・Android）
日本語対応	あり
所在地	未公表　2017年〜
公式HP	https://www.binance.com/ja

Binanceは、2017年の7月に設立された海外の仮想通貨取引所です。当初は香港を拠点としていましたが、中国政府による規制強化の影響を受け、本社を移転しました。現在は本社拠点を置くことなく、各国にサービスを提供しています。

Binanceの取引量は世界トップで取扱銘柄も600種類を超え、独自トークン「BNB」をはじめメジャーな通貨からマイナーな通貨まで取引可能です。特に、国内取引所では取り扱いがない通貨を取引したい方は、ぜひ口座開設しておきましょう。

最大125倍のレバレッジ取引やステーキングなどのサービスも魅力的であり、手数料も海外取引所の中では安い水準です。

Binanceの口コミなどの評判

Binanceは日本人ユーザーにも非常に人気がある取引所で、実際に利用している方の口コミからは、以下のようなメリットを確認できました。

• 使いやすい、アプリが使いやすい
• 取扱銘柄が豊富
• サービスが充実している
• セキュリティが強固・信頼できる
• ステーキングの年間利率が高い

より詳細な口コミについてはこちらの記事で詳しくまとめていますので、併せて参考にしてください。

【図解解説】Binanceの口座開設の登録方法

では、実際にBinanceの使い方を解説していきます。Binanceで取引をするには、最初に口座開設が必要です。

必要なもの

Binanceの口座開設には、以下の3点が必要です。

• メールアドレス
• 本人確認書類（運転免許証・マイナンバーカード・パスポート）
• 自分の顔写真の撮影

Binanceの口座開設は本人確認が必須となっていますが、上記の3点が揃っていれば簡単に口座開設が可能です。

口座開設の手順

Binanceで口座開設をする手順は、以下の通りです。

1. 公式サイトにアクセスする
2. 個人アカウントの作成を入力
3. 本人確認を行う

1.公式サイトにアクセスする

まずはBinance公式HP（リンク）にアクセスし、「登録」をクリックしてください。

登録方法には「電話またはメールで登録」と「Apple 」「Google」からの登録方法がありますが、今回は「電話またはメールで登録」を選択して進めていきます。

2.個人アカウントの作成を入力

「メールアドレス」と「パスワード」を入力し、利用規約にチェックを入れ、「個人アカウントの作成」をクリックします。

すると、入力したメールアドレス宛にメール認証コードが届きますので、そちらに記載されている6桁のコードを入力し、「提出する」をクリックしてください。

認証コードが届かない場合は、認証コードを再送信するか、メールの迷惑フォルダを確認してみましょう。

3.本人確認を行う

次ページにて「今すぐ確認する」をクリックし、本人確認を進めていきます。

在住の国の選択、提出する本人確認書類の種類などを選択後、必要書類をアップロードしてください。

本人確認書類の提出まで完了すれば、その後は案内通りに進めていくだけとなります。

これで口座開設は完了です。口座開設が完了したら、続けて二段階認証（2FA）も済ませておきましょう。

二段階認証（2FA）の設定方法

二段階認証の設定は、Binance公式HPの画面上部にある人型アイコンをクリックして表示されるメニューバー内の「ダッシュボード」から行えます。

ダッシュボード内にある左のメニューバーの中から「セキュリティ」を選択、二段階認証（2FA）の有効化の中から、自分に合った方法を選択しましょう。

おすすめは「Google認証」です。Google認証を選択するとQRコードが表示されますので、Google認証アプリからQRコードを読み取る、またはコードをコピーして入力をします。

Google認証アプリの方で読み取れたら6桁の数字が表示されますので、先程の二段階認証のページに戻り、コードを入力してください。

以上で、二段階認証の設定は完了です。

Binanceの入金・出金・送金方法

続いて、Binanceで入金・出金・送金する方法について解説します。

Binanceは日本円に対応していない

Binanceは日本円に対応していないため、日本円の入金・出金はできません。

法定通貨としてはUSD（ドル）やGBP（ポンド）EUR（ユーロ）などに対応していますが、日本人ユーザーがBinanceを利用する際は、国内取引所で仮想通貨を購入し、Binanceへ送金するという手順を経るのが一般的です。

国内の仮想通貨取引所には送金・取引手数料が無料の取引所もありますので、そういった取引所を利用すればコストを最小限に抑えられます。

おすすめは、取引・送金手数料が無料の以下の3社です。

	公式HP	取扱通貨	販売所手数料	取引所手数料	入金手数料 （日本円）	出金手数料（日本円）	入金手数料 （仮想通貨）	最大レバレッジ	アプリ
GMOコイン	公式HP	24通貨	無料	-0.03％～0.09％	無料	無料 または 400円	無料	2倍	あり
DMM Bitcoin	公式HP	27通貨	無料	なし	無料	無料	無料	2倍	あり
BITPoint	公式HP	17通貨	無料	無料	無料	無料	無料	なし	あり

販売所はスプレッドが伴いますので、仮想通貨を購入するなら取引所で取引するのがおすすめです。

おすすめの国内の仮想通貨取引所については、こちらの記事で詳しくまとめています。併せて参考にしてください。

また、Binanceは日本円には対応していませんが、クレジットカードを使用して日本円にて指定された仮想通貨を購入することは可能です。クレジットカードでの購入方法については、後述していきます。

入金・出金・送金する際の手数料

Binanceへの入金手数料は無料ですが、出金・送金は各通貨により手数料が発生します。

下記は、主要通貨である「BTC・ETH・USDT」の最低出金額と出金・送金手数料です。

【BTC】

ネットワーク	最低出金額（BTC）	出金・送金手数料（BTC）
BNB Smart Chain (BEP20)	0.0000088	0.0000044
Bitcoin	0.001	0.0002
BNB Beacon Chain (BEP2)	0.000015	0.0000073
BTC(SegWit)	0.001	0.0005
Ethereum (ERC20)	0.00032	0.00016

【ETH】

ネットワーク	最低出金額（ETH）	出金・送金手数料（ETH）
BNB Smart Chain (BEP20)	0.00013	0.000068
Ethereum (ERC20)	0.0098	0.000768
Arbitrum One	0.001	0
BNB Beacon Chain (BEP2)	0.00022	0.00011
Optimism	0.001	0

【USDT】

ネットワーク	最低出金額（USDT）	出金・送金手数料（USDT）
BNB Smart Chain (BEP20)	10	0.29
AVAX C-Chain	50	0.8
BNB Beacon Chain (BEP2)	10	0.8
Ethereum (ERC20)	50	3.2
Polygon	10	0.8
Solana	2	0.8
Tezos	10	0.8
Tron (TRC20)	10	0.8

各通貨の最低出金額、出金・送金手数料は定期的に変動しますので、公式HPでご確認ください。その他の通貨に関しても、入金手数料ページにて確認できます。

入金方法

前述したように、Binance日本円を入金することはできません。国内の仮想通貨取引所などで、Binanceへ送金する仮想通貨を事前購入しておきましょう。

上記でもご紹介しましたが、送金・取引手数料が無料の「GMOコイン」「【PR】DMM Bitcoin」「BITPoint」がおすすめです。

入金する手順

Binanceへ入金する際は、まずBinance公式HPの画面上部にある人型アイコンをクリックし、メニューバーの中から「ウォレット概要」を選択します。

次に、「入金」をクリックすると下記の画面が表示されますので、「仮想通貨を入金」をクリックしてください。

続いて、「入金する仮想通貨」と「ネットワーク」を選択します。すると、ネットワークの下にアドレスが表示されますので、コピーまたはQRコードの表示から読み取りをして、送金元（Binanceへ送る側）の取引所やウォレットの送金先アドレスに入力してください。

間違えたアドレスを入力して送金してしまうと、送金した通貨が二度と戻ってこない可能性があります。送金前にはアドレスを確認し、慎重に送金手続きを行うようにしましょう。

ネットワークについて

仮想通貨や使用するネットワークの種類によって、手数料や反映までの時間が異なります。

例えば、ビットコイン（BTC）をネイティブネットワーク（ビットコインのネットワーク）を利用して送金する場合、1時間以上の時間が必要です。ネットワークの混雑具合によっては、さらに時間がかかる場合もあります。

一方で、ビットコインをバイナンススマートチェーンのネットワークである「BEP20」「BEP2」を使用した場合、5分程度の時間で送金が可能です。

このように、使用するネットワークによって反映される時間が異なりますので、送金元と受取先の対応ネットワークを確認し、出金・送金を行ってください。

ただし、プラットフォームによっては対応していないネットワークもありますので、送金先と受取先で選択するネットワークを一致させてから送金するようにしましょう。

出金・送金方法

Binanceの出金・送金方法については、こちらの記事で詳しくまとめています。併せて参考にしてください。

Binanceの取引画面やチャートの見方

Binanceで取引をする前に知っておきたいのが、取引画面やチャートの見方です。まずは基本的な以下の4つの項目について理解しておきましょう。

1. チャート
2. 通貨選択画面
3. 取引板
4. 注文画面

①チャート

取引画面の中央に、仮想通貨の値動きを表すチャートが表示されています。

チャートは時間足ごとに表示することができ、拡大やインジケーターの表示、トレンドラインの描写などが可能ですので、値動きの分析に役立ちます。

チャートには様々な機能が搭載されていますので、ぜひ活用してみてください。

②通貨選択画面

通貨選択画面では、通貨ペアを選択することが可能です。入力欄に取引したい通貨名を入力、または一覧から選択することができます。

③取引板

取引板では、直近でオーダーされている注文を確認することができます。

赤文字が「売り注文」、緑文字が「買い注文」です。両者の中央の値が、売買が成立した現在の価格になっています。

価格の右側にある合計数からは、取引数量を確認できます。

④注文画面

注文画面は、注文を出す際に使用します。

注文方法を選択し、「価格」「金額」を入力後、「合計」の数量を確認し、「購入」「売却」ボタンをクリックしましょう。

Binanceの使い方｜仮想通貨を購入・売却する方法

続いて、Binanceで仮想通貨を購入・売却する際の使い方について解説します。

注文方法

Binanceでは、以下の3種類から注文方法を選択できます。

指値注文（Maker）	価格を指定して注文する方法
成行注文（Taker）	現在の価格で注文する方法
ストップリミット	ストップ価格に達したら指値注文が行われる注文する方法

ストップリミットにおいては、以下2つの注文が選択可能です。

トレーリングストップ	価格が有利な方向に動いた時に、特定の割合の位置にストップ注文を入れておける注文方法
OCO	同時に2つの注文を出し、1つの注文が成立すればもう1つはキャンセルされる注文方法

相場状況や資金量なども加味しつつ、自分に合った注文方法を選んでください。

仮想通貨を購入・売却する方法

仮想通貨の購入・売却時は、Binance公式HPの画面上部から「トレード」にカーソルを当て、「現物」を選択します。

すると、前述した取引画面が表示されますので、画面右上の入力欄に取引したい通貨名を入力するか、その下に表示されている銘柄一覧から通貨を選択してください。

取引したい通貨を選択したら、注文画面に注文詳細を入力していきます。

注文画面では、まず「現物」が選択されているかを確認し、「購入」「売却」に応じて「注文方法（指値・成行・ストップリミット）」の選択、「価格」「金額」と入力していきます。

注文方法の詳細は前述していますので、そちらをご確認ください。「価格」「金額」を入力し、合計を確認できたら「購入」「売却」の確定ボタンをクリック。これで、注文が確定します。

クレジットカードで仮想通貨を購入する方法

前述したように、Binanceはクレジットカードによる仮想通貨の購入に対応しています。クレカ購入できるのは、下記6種類の銘柄です。

• BTC（ビットコイン）
• ETH（イーサリアム）
• XRP（リップル）
• USDT（テザー）
• BUSD（バイナンスUSDT）
• BNB（バイナンスコイン）

上記以外の仮想通貨を取引したい場合は、先にクレジットカードで購入可能な仮想通貨を購入し、その仮想通貨を元に目的の通貨と取引を行ってください。

クレジットカードでの購入方法については、こちらの記事で詳しくまとめています。併せて参考にしてください。

レバレッジ取引（マージントレード・先物取引）のやり方

Binanceには2種類のレバレッジ取引があり、先物取引においては最大125倍のレバレッジで取引可能です。

	取扱銘柄数	最大レバレッジ
マージントレード	600種類以上	10倍（3倍・5倍・10倍）
先物取引	600種類以上	125倍

いずれも600種類以上から取引銘柄を選べるため、、ビットコインやイーサリアムなどのメジャーな通貨から草コインまでほとんどの銘柄に対応しています。

また、Binanceの先物取引は、以下の2種類に分類されます。

USDⓈ-M先物取引	USDTもしくはBUSDで決済のできる取引
COIN-M先物取引	仮想通貨で決済のできる取引

いずれも最大125倍までのレバレッジ取引が可能ですが、125倍のレバレッジ取引が行えるのは「BTC/USDT」の先物取引のみとなっています。その他の銘柄では倍率が異なるので注意してください。

例えば、「ETH」の最大レバレッジは100倍、「XRP」の最大レバレッジは75倍と、アルトコインはかけられるレバレッジが限定的です。

とは言え、国内の仮想通貨取引所の最大レバレッジは2倍ですので、非常に高レバレッジと言えるでしょう。上手く取引を行えば、効率的に利益を得られますよ。

レバレッジ取引の詳細や手数料、トレードのやり方については、こちらの記事で詳しくまとめています。併せて参考にしてください。

ステーキングの始め方

Binanceでは、仮想通貨を長期預け入れすることで利回りを得られる「ステーキング」が提供されています。

Binanceのステーキング制度は3種類で、それぞれ特徴や対応銘柄が異なります。

• 定期ステーキング
• DeFiステーキング
• ETH2.0ステーキング

【定期ステーキング】

対応銘柄	100種類以上（SOL・SUSHI・ADA/SANDなど）
年間利率	通貨により異なる
選択できる期間	15日・30日・60日・90日

【DeFiステーキング】

対応銘柄	100種類以上（SOL・SUSHI・ADA/SANDなど）
年間利率	通貨により異なる
選択できるタイプ	・ロックタイプ ・フレキシブルタイプ

【ETH2.0ステーキング】

対応銘柄	ETH
年間利率	最大5.2%
選択できるタイプ	・ロックタイプ ・フレキシブルタイプ

各ステーキング制度の詳細と始め方については、こちらの記事で詳しくまとめています。併せて参考にしてください。

コンバート（両替）のやり方

Binanceにはコンバートと呼ばれる両替機能が備わっており、仮想通貨と別の仮想通貨を手数料無料で交換できます。現物取引をせずに取引したい通貨と交換できますので、とても便利な機能です。

コンバートを行う際は、Binance公式HPの上部から「トレード」にカーソルを当て、メニューバーの中から「Binance Convert」を選択します。

次に「振替元」で保有している通貨の選択と数量を入力し、「振替先」に交換したい通貨の選択と数量を入力します。

全て入力すると「コンバージョンプレビュー」のボタンが表示されますので、ボタンをクリックして完了です。

Binanceはスマホアプリにも対応

Binanceはスマホアプリにも対応しており、アプリからでもWebと同様の操作が可能です。

現物取引からレバレッジ取引、ステーキングなど様々なサービスを利用でき、機能も充実。見やすくて操作性も優れていますので、ぜひアプリも試してみてください。

Binanceアプリの使い方については、こちらの記事で詳しくまとめています。併せて参考にしてください。

まとめ

Binanceは仮想通貨取引所の中でも世界トップの取引量を誇り、取扱銘柄も600種類以上。最大125倍のレバレッジ取引やステーキングなどのサービスも魅力的で、多くの日本人ユーザーも利用している取引所です。

Binanceの口座開設は非常に簡単で、以下の3点さえ揃えれば即日取引を始められます。

• メールアドレス
• 本人確認書類（運転免許証・マイナンバーカード・パスポート）
• 自分の顔写真の撮影

ただし、日本円には対応していないため、国内の仮想通貨取引所で仮想通貨を購入し、そこからBinanceへ送金して入金する流れが一般的です。国内には、送金・取引手数料が無料の取引所もありますので、そういった取引所を利用してコストを最小限に抑えましょう。

Binanceでは、現物取引やレバレッジ取引（先物取引・マージントレード）、ステーキングなど様々なサービスが提供されています。国内の取引所では取り扱われていない銘柄を取引することもできますので、ぜひ試してみてください。

【出典一覧】

• https://www.binance.com/ja
• https://coin.z.com/jp/
• https://bitcoin.dmm.com/
• https://www.bitpoint.co.jp/