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NFTとイーサリアムの関係性を解説!特徴やガス代、購入するには?

NFTとイーサリアムの関係性を解説!特徴やガス代、購入するには?

多くのNFTは、仮想通貨イーサリアム(ETH)のブロックチェーン上に作られていることをご存知ですか?

イーサリアムの時価総額は、ビットコインに次ぐ第二位。世界中に所有者も多く、人気の高い仮想通貨です。

実は、NFTとイーサリアムには深い関係性が存在します。NFTの取引をするなら、特徴や取引上で発生するガス代(手数料)などについて理解しておきましょう。

この記事では、NFTとイーサリアムの関係性について解説します。イーサリアムの特徴やガス代、購入方法、イーサリアム以外でも取引可能な仮想通貨などにも触れていますので、ぜひ参考にしてください。

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目次

NFTとイーサリアム(ETH)の関係性

NFTとは、「スマートコントラクト(自動化された契約)」を実装したブロックチェーン上に構築可能な「非代替性トークン」のことです。多くのNFTが仮想通貨イーサリアム(ETH)のブロックチェーン上で作られていることから、「NFT=イーサリアム」という概念が浸透しています。

イーサリアム以外にもNFTを構築可能なブロックチェーンは複数存在しますし、これからも増えていく可能性がありますが、現在はイーサリアムのブロックチェーン上に作られたNFTが大半を占めているというわけです。

では、なぜ多くのNFTがイーサリアムを利用して作られるのでしょうか。それは、イーサリアムが仮想通貨の王様であるビットコインに次ぐ時価総額で第2位であること、世界中でも所有者が多いこと、複雑な取引が可能で使いやすいことなどが関係しています。

まずは、イーサリアムへの理解を深めていきましょう。

そもそもイーサリアム(ETH)とは?特徴も解説

この項目では、仮想通貨イーサリアムについて特徴などを解説します。

イーサリアム(ETE)とは

▼イーサリアム基本情報

通貨単位ETH
時価総額ランキング2位(2022年6月時点)
発行枚数発行上限なし
コンセンサスアルゴリズムPoW→PoS(移行予定)
公式HPhttps://ethereum.org/ja/

前述したように、イーサリアムはビットコインに次ぐ時価総額が第2位の仮想通貨です。

ですが、厳密にはイーサリアムは仮想通貨そのものではなく、「スマートコントラクト」が組み込まれた「分散型プラットフォーム」を意味します。

従来のブロックチェーンがブロックの中に情報を詰め込んで繋いでいくだけのシステムだったのに対し、イーサリアムは情報だけでなく、アプリケーションも組み込むことが可能なのです。

プラットフォーム上に多様なアプリケーションを構築して動かすことができることから、分散型ゲーム・SNS・DeFi(分散型金融)などにも用いられています。

これらの仕組みから、イーサリアムは「ワールドコンピューター」とも称されることもあり、仮想通貨というだけでなく、パソコンのOS機能のような働きも期待されています。

ビットコインが決済や送金の目的での使用が多いのに対し、イーサリアムはプラットフォームとして使用されることが多いと認識しておきましょう。

イーサリアムの購入方法

イーサリアムは、国内・国外を問わず非常に多くの仮想通貨取引所で取り扱われている通貨で、国内でも「コインチェック」「bitFlyer」「GMOコイン」といった取引所で購入できます。

国内取引所なら日本語・日本円にも対応していますので、必要な金額分を入金して購入してください。

イーサリアムの3つの特徴

イーサリアムには、以下のような特徴があります。

  • スマートコントラクト機能が使える
  • 分散型アプリケーション「DApps」が作れる
  • 時価総額・需要が高い

スマートコントラクト機能が使える

「スマートコントラクト」は、イーサリアムの代表的な機能の1つです。

スマートコントラクトを一言で言うと「自動化された契約」のことで、人の手を介さずに、ある一定の条件を満たすと決められた処理が自動的に行われるシステムのことを指します。

例えば、身近なものでは「自動販売機」はスマートコントラクトの一種と言えますね。決められた額のお金を入金することで自動的に契約が成立し、商品を購入できます。

スマートコントラクトがイーサリアム上に組み込まれることにより、ブロックチェーンの性質でもある「契約の改ざんが行われない」「不変的なものである」という2つの条件をクリア。より高い安全性を維持することが可能です。

このスマートコントラクト機能は金融業界や不動産業界などでも導入が進みつつあり、これからも注目を集めていくでしょう。

分散型アプリケーション「DApps」が作れる

分散型アプリケーション「DApps」とは、一言で言うと「非中央集権型アプリ」のことです。

従来のアプリケーションは中央管理者に権限が集中していましたが、ブロックチェーンとスマートコントラクトの技術を活用することで、管理者に権限が集中しない分散管理が行えます。

つまり、特定の管理者は存在せず、ユーザー全体の決定による権利構造、自動化された契約による実行のみで成り立つ仕組みでアプリを運営できるということです。

スマートコントラクトが実装されているイーサリアムには、こうした「DApps」を作り出せるという特徴があります。

そして、「DApps」は人手を介さずに自動的に決められた契約を実行してくれることから、手数料のようなものが不要に。今まで取引の中間に人や仲介業者が存在したビジネスの間で、広がりを見せています。

時価総額・需要が高い

イーサリアムはビットコインに次ぐ時価総額で、仮想通貨で第2位の規模を誇ります。そのため、通貨としての人気や信用度も高いです。

さらに、需要が高いという理由には、以下のような点が挙げられます。

  • 世界的に所有者が多い
  • 分散型アプリケーションなどの開発者が多い
  • 送金が速い
  • 発行上限が決まっている

時価総額も高く、世界的に所有者が多いことから、前述した「DApps」の開発者も多いのが特徴です。

また、ビットコインと比べて送金スピードが早く、発行上限が決まっていないことから「半減期」がないため、安定した価格を維持しやすいという点も挙げられます。

こうした理由からも、イーサリアムは使いやすく人気の通貨と言えるでしょう。

イーサリアムのネックはガス代(手数料)の高さ

イーサリアムのネックな点としては、ガス代(手数料)の高さが挙げられます。ガス代が高い理由は、以下2点が大きな要因です。

  • イーサリアムの価値が高くなっている
  • トランザクション量の増加と共に高くなる傾向がある

イーサリアムは通貨としての価値が高騰していることから、それに伴い取引で発生するガス代も高くなっています

また、ガス代は一定ではなく、トランザクションの量が増加する(ネットワークへのアクセス集中)と共に高くなる傾向にあることから、ユーザーを悩ませる種でもあります。

多くのNFTプラットフォームであるイーサリアムのブロックチェーン上では、取引を行う際にガス代(手数料)が発生します。

ガス代をできるだけ安く済ませるには、トランザクション量が少ないタイミングを狙って取引を行うか、ガス代が発生しないプラットフォームを利用するのも一つの手です。

一部の国内NFTマーケットプレイスでは、取引の際にガス代が発生しないオフチェーン取引を採用していますので、ぜひチェックしてみてください。中でも、「Coincheck NFT」がおすすめです。

NFTなどの取引を行う際には、ガス代を確認してから行うようにしましょう。

イーサリアム以外でもNFTの取引が可能な仮想通貨4つ

「NFT=イーサリアム」と思われがちですが、NFTはイーサリアム以外にも複数の通貨で取引が行えます。

その中から、ここでは以下4つの通貨を紹介していきます。

  • Polygon / Matic
  • WETH(Wrapped ETH)
  • FLOW
  • Polkadot

Polygon(Matic)

通貨単位Polygon / Matic
時価総額ランキング17位(2022年5月時点)
発行枚数100億枚
コンセンサスアルゴリズムPoS
公式HPhttps://polygon.technology/

Polygon / Maticは、イーサリアムのセカンドレイヤーとしての機能を期待されているブロックチェーンです。

イーサリアムの課題である、ネットワーク集中によるガス代の高騰や処理速度の低下といった点を解決するためのプロジェクトとして誕生しました。

Polygonの処理速度はイーサリアムと比べて早く、手数料も安いです。世界最大のNFTマーケットプレイス「OpenSea」でも、NFTの取引に使用できます。

購入方法

Polygonは、国内仮想通貨取引所や海外仮想通貨取引所で購入できます。

国内取引所は、日本語・日本円にも対応している「Coincheck」がおすすめです。

WETH(Wrapped ETH)

通貨単位WETH(Wrapped ETH)
時価総額ランキング2,803位(2022年5月時点)
発行枚数記載なし
コンセンサスアルゴリズム発行上限なし
公式HPhttps://weth.io/

WETH(Wrapped ETH)は、イーサリアムを基盤に発行された通貨に適用されている標準規格「ERC-20」を備えた通貨です。

実は、イーサリアムは「ERC-20」に適用していないため、多くのDeFi関連サービスや「OpenSea」でNFTのネットオークション形式での取引を行う際は、このWETHが使用されています。

WETHはガス代が安く、トランザクション速度が早くなるという特徴があることからも、取引には最適です。

購入方法

WETHは「ERC-20」を備えた通貨のため、イーサリアム(ETH)と交換することでのみ入手可能です。

WETHとETHのスワップ(通貨同士を交換すること)は、以下の分散型取引所(DEX)で行えます。

  • UniSwap(ユニスワップ)
  • SushiSwap(スシスワップ)
  • PancakeSwap(パンケーキスワップ)
  • QuickSwap(クイックスワップ)

上記DEXにイーサリアムを入れたウォレットを接続すると、スワップ可能です。

FLOW

通貨単位FLOW
時価総額ランキング88位(2022年5月時点)
発行枚数13億3,000枚
コンセンサスアルゴリズムNPoS
公式HPhttps://ja.onflow.org/

FLOWは、NFTゲームやアプリケーションの開発などで有名なカナダのDppar Labs(ダッパーラボ)社が独自開発したブロックチェーンです。

多くのブロックチェーンに用いられているシャーディングに頼らない技術により、処理能力の高速化、安全で安定した取引を可能にしています。

ブロックチェーンとしての性能が高く、開発者と利用者の双方にメリットをもたらすことができるFLOWは、開発・利用に適したスマートコントラクトであると言えるでしょう。

また、ステーブルコイン「FUSD」を発行していることからも、今後の需要の増加にも期待されています。

購入方法

FLOWは国内仮想通貨取引所での取り扱いがないため、購入するには「Binance」などの海外仮想通貨取引所を利用する必要があります

まずは、国内取引所にてFLOWを購入するために必要な分の通貨を購入し、そのうえで海外取引所に送金してFLOWを購入しましょう。

国内取引所は、日本語・日本円にも対応している「Coincheck」がおすすめです。

現在、Binance(バイナンス)は日本国内からの登録をストップ

Binance(バイナンス)は、2022年11月30日から日本国内からの新規ユーザーの登録を停止しています。

今後、日本向けのサービスが開始される可能性はありますが、海外の仮想通貨取引所を利用したい方は当面別の取引所を利用しましょう。

海外の仮想通貨取引所でおすすめなのがBYBITです。

操作性や見やすさが評判であるため、海外の仮想通貨取引所を初めて利用する方でも安心です。

Polkadot

通貨単位DOT
時価総額ランキング11位(2022年5月時点)
発行枚数10億7,000枚
コンセンサスアルゴリズムPoS
公式HPhttps://polkadot.network/

Polkadotは、「より分散されたWeb世界の実現」を目標に開発されたブロックチェーンです。

Polkadotの特徴は、異なるブロックチェーン同士を繋いで相互運用できること。セキュリティ性も高く、一切の中央集権的なものを必要とせずに取引が可能になります。

特定のブロックチェーンに縛られずに誰もが安全に利用できるWeb3.0の実現に向けて、今後も利用者が拡大していくと予想されています。

購入方法

Polkadotは、「bitFlyer」「GMOコイン」といった国内仮想通貨取引所で購入できます

日本語・日本円にも対応していますので、必要な金額分を入金して購入してください。

NFTの仕組みや稼ぎ方

ここまでの解説で、NFTとイーサリアムには深い関係性があることが理解いただけたかと思います。

そのうえで、実際にNFTの売買を行う場合は、NFTの仕組みや稼ぎ方や注意点などについてもしっかりと認識しておく必要があります。

NFTで利益を得る方法は、主に以下の2つです。

  • NFTの売買
  • NFTゲーム関連の仮想通貨での取引

NFTのマーケットでは、過去に数億円単位の取引が幾度も行われています。上手く取引を行えば、誰でも高額取引ができる可能性を秘めていると言えるでしょう。

NFTの仕組みや稼ぎ方については、こちらの記事で詳しくまとめています。併せて参考にしてください。

NFTの販売・購入方法について

NFTは誰でも簡単に作れることをご存知ですか?しかも、自分の作品はNFTマーケットプレイスに簡単に出品することも可能です。

アート、写真、画像、動画、音楽など、自分だけのオリジナルNFT作品を作成し、販売してみてはいかがでしょうか。すでに、NFT化されている銘柄を二次販売することが可能なマーケットプレイスもありますので、NFTの販売・購入方法については把握しておきましょう。

NFTの販売・購入方法については、こちらの記事を参照してください。

まとめ

多くのNFTはイーサリアム(ETH)のブロックチェーン上に構築されていることから、イーサリアムはNFTの代表的な存在であると言えます。

イーサリアムは「スマートコントラクト」が組み込まれた「分散型プラットフォーム」を意味し、情報だけでなくアプリケーションも組み込むことが可能です。世界中に所有者や開発者も多いことから、分散型アプリケーション「DApps」などに繋がっています。

しかし、万能に思われるイーサリアムにもガス代などいくつかの課題があるのも事実。そういった課題をクリアするために開発されたのが、以下のような通貨です。

  • Polygon / Matic
  • WETH(Wrapped ETH)
  • FLOW
  • Polkadot

NFTはイーサリアム以外にも複数の通貨で取引が行うことができますが、今回はその中から上記4種類を紹介しました。

イーサリアムなどのスマートコントラクトが実装されているブロックチェーンは、将来的に身近なシステムに移り変わっていく可能性を秘めています。

今はまだ遠い話のように感じるかもしれませんが、すでに実用を始めている業界もありますので、非中央集権的なこれらの分野も注視していきたいところです。

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