ikairoku3


異界録 其の三

「妖猫譚」(ようびょうたん)



陰陽道、木火土金水、
土の示すところの
中央の地、季節は夏の土用(どよう)。
主人公がたどり着いた先に
さびれた山寺あり。
その山寺、化け猫の住処として名を知られ
今や訪れる者は皆無なり。
主人公は導きに従い寺を目指すが
未だかつて土用の夜に寺を訪れ
生きて戻った者もこれまた皆無なり。
呪符を持つ者が待つからこそゆえ
おもむく事とあいなったが、
かのような事実
初めてこの地を訪れる主人公達に
知る由も無し。

其の一其の二其の四其の五其の六

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