STORY ストーリー
ハロウィンの戦いから一月余りが過ぎ、
ジルバラードに残ったウィンディアたちの元に
クリスマスが訪れようとしていました。
街は慌しく賑わい、
そして雪がクリスマスの雰囲気をいっそう盛り上げています。
ウィンディアは街で買い物を済ませた帰り道に、
路地裏でしゃがみこんでる幼い女の子を見つけました。
その小さな女の子は寒さに凍え、
手にしたマッチの小さい炎でかろうじて暖を取っています。
聞けばその子には家が無く、お腹も空いて
ひもじいのだと言うではないですか…。
かわいそうに思ったウィンディアは、
その子をお屋敷に連れて帰る事にしました。
ですがその夜…、
お屋敷に悲鳴が響き渡りました。
何事かと騒ぎ出すエンジェルたち。
するとディオールおじいさまが血を流して倒れているではありませんか。
すぐそばには目を赤く光らせた例の幼い子が立ちすくんでいます。
そして窓の外から不気味な声が響き渡ります。
「復讐だも~んね。仇は取ったも~んね。」
どうやら幼い女の子を術で操って、
ディオールおじいちゃんの命を狙ったようです。
大男は笑いながら夜空に飛んで行きました。
そしておじいちゃんが大切にしている『願いの音符』と呼ばれる
どんな願いもひとつだけ叶えると言われた宝物を盗んで行ったのです。
『願いの音符』が悪用されたらとんでもない事になります。
エンジェルたちの長女、ローザとフォレットはおじいちゃんの手当ての為に動けません。
ウィンディアとキャスパーは後をって『願いの音符』を
奪い返すよう命じられました。
事態は一刻を争います。
その時、術をかけられていた幼い女の子が泣きそうな顔で、
謝罪のために手伝わせて欲しいと言い出しました。
その子の背中にはロストチルドゥレンの証、使い魔の翼が…。
彼女は現世界からジルバラードに迷い込んだ
新たなエンジェルだったのです…。