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小雨編



鬼討ちの家に生まれた小雨は

ある日、呪術の最中邪気にとらわれ

そのまま式神を宿してしまう。

心優しき小雨は式神とうまく打ち解けたが

父の言いつけで家を出る事になった。

獄門山の神を倒し、無事式神を打ち消せば

家に入る事を許すという父の言葉を胸に

小雨の旅が始まったのだった。

小雨の式神、八飛車は小雨の大の仲良しとなっていたが、

この旅の終わりには永遠の別れが待っていた。

お互いその事を理解しながらも

奇妙な友情が旅を支えていた。

もう戻せぬ、ただ運命に従うだけの

悲しき旅路に身をまかせて・・・。
シシン編源助編

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