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源助編

薬剤師として修行の旅にでた源助は、

ある夜山寺に宿をし、そこで祟りを受け

式を宿してしまう。

その式神は麒麟丸といい強暴極まりなく、

源助は麒麟丸に振り回される事になる。

しかし源助もあわせもったしたたかさで

麒麟丸をうまく利用して賞金稼ぎを始める。

賞金首となるとみさかいなく殺戮を繰り広げる源助と

麒麟丸はいつしか最強の賞金稼ぎとして

世に名を知らしめた。

時には雇い主さえも賞金首ならば裏切っていた。

そんな源助を麒麟丸は良き主人として認めていった。

だが源助は知っていた。

このまま麒麟丸を宿していると自らの命が吸われて

しまう事を・・・。そして獄門山の神を倒せば

この式神を消せ自由が手に入ると・・・。

しかしこの事を麒麟丸に悟られては元も子もない。

なんとしてもヤツには何も知らせないで

獄門山の神を倒してもらわねば・・・。

ちょうどそんな時ある武家から

獄門山の神についての依頼があった。

それは獄門山の神がしたがえる

蒼き瞳の娘の妖力が欲しい、というものだった。

その娘の能力をもってすれば将軍になるも、天変地異を起こすも

自在と伝えられ、あらゆる権力者がその力を欲していた。

源助は何よりも自分のためにその依頼を受け

獄門山への旅を始めるのだった。

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シシン編小雨編

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