ikairoku1


異界録 其の一

「夜叉桜」(やしゃざくら)



陰陽道、木火土金水、
木の示すところの
東の地、季節は春。
導きによりたどり着いた主人公の前に
曽根塚の屋敷あり。
導きが示す呪符の持ち主は、
己が血族の仇をとらんと
身分を偽り屋敷に忍び込む妖しげな踊り子なり。
名は藤村静彦(ふじむらしずひこ)、人にして人にあらず。
恐ろしき仰天の術を操り
屋敷での殺戮をはかりけり。
桜を血に染め、悲鳴が響きわたる中
主人公は静彦と対峙する。
古今東西例を見ぬ
式神と妖術の対決と相成った。

其の二其の三其の四其の五其の六

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